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RENATO COHEN AND TECHNASIA JAPAN TOUR 2008

Technasia -「謎や秘密-X-が解き明かされる空間ダンスフロア。そこには人が音楽を通じてクロス-X-する場所。音に導かれた個々の信念が結びついて生まれる私たちのテーマそれこそがTECHNASIA-X-」TECHNASIA主宰、WOMBでのレジデントテクノパーティ『X 』が、大阪ハイブリッドテクノパーティ『SPACE01』と二度目のコラボレーション!今回はゲストDJにブラジルから『RENATO COHEN』を招聘!!WIRE07でのメインフロアーを熱狂せたプレイは記憶に新しい。

またフランスからは"X" PARTY のレジデントである『 Charles Siegling 』が今回も参戦。DJとしてのスキルも恐ろしく卓越しており、そのファンキーな選曲とアキュレイシーなMIXテクニックは正に『神業』といえる!さらに、関西のクラバーにはお馴染みの超強力なDJ/VJ陣が今回も参戦。 ラテンの血と大阪の血がクロスオーバーするこの日、これから始まる夏を盛り上げる一日となるであろう。



::TECHNASIA feat CHARLES SIEGLING ::

(TECHNORIENT MUSIC/MINIMAMAXIMA/SINO)

シャール・シーリングは、パリ出身であり主にテクネイジアでは楽曲面を担当している。現在彼は、様々な国々をDJとして訪れ、ファンキーな選曲とアキュレイシーなMIXテクニックによって世界中のフロアーを沸かせている。

テクネイジアとしては'97年に設立した彼ら自身のレーベル Technasia Records を拠点に活動し、アジアのテクノ・シーンの発展に多大なる貢献をしてきた。このグループは、香港出身の Amil Khan とDJ Charles Siegling の二人によって構成され、硬質でヨーロッパ的なテクノ・トラックとオリエンタルなメロディを融合させた独自のサウンドで、ここ日本でも非常に高い人気を誇っている。99年には早くも日本を代表するテクノ・マイスターである石野卓球主宰の屋内最大級のレイヴ・パーティー WIRE に出演するという快挙を成し遂げ、'01年には、デビュー・アルバム "Future Mix" をリリース。このアルバムは 'Berlin's Musik and Machine Awards で、ベスト・アルバム、ベスト・シングル、ベスト・ニューカマーの三冠に輝くといった偉業を成し遂げた。翌年には、Funk D'Void やDJ Renato Cohen などが参加したリミックス・アルバム"Recreations" を世に送り出す。そして'06年にはアルバム "Popsoda" をリリース。本作は、Charles の DJ スタイルに近いダークでハードな部分、そしてこれまでの Technasia の延長線上とも言える部分を融合させたものとなっており、この5年間での確かな成長の跡が窺える内容に仕上がっている。

Technasia Rrecords の他にも、Sino、Minimamaxima などといったサブ・レーベルを運営し、オランダを代表するテクノ DJ / プロデューサーの一人 Joris Vroon や、Renato Cohen の作品をリリースするなど、レーベル・オーナーとしても卓越した能力を発揮している。'06年12月からは、日本が世界に誇る人気クラブ Womb でレギュラー・パーティー X をスタートさせており、その活動の勢いは更に加速し続けるばかりである



:: RENATO COHEN ::(SINO,INTEC)

74年、ブラジル生まれのレナートはラテン・アメリカのシーンを代表するアーティスト言えるだろう。どうしてもヨーロッパ中心になりがちだったテクノの中で、彼のようにまったく異なる文化と背景を持ったアーティストが世界規模で活躍するようになったのは、シーンや音楽そのものの成熟を示す歓迎すべき事実だろう。長年、地元ブラジルのシーンではトップDJとして君臨していた彼は、すでに96年頃からプロデューサーとしても活動。ブラジルでシーンが目覚め始めるのと同時に、現地のレーベルから数多の作品を世に出していた。しかし、彼の名が本格的にシーンに浸透するのは、2002年にブラジルをツアーで訪れたカール・コックスに「PONTAPE」が見初められ、それがカールのレーベルINTECからリリースされたことだった。このシングルは正式リリース前から多くのDJが熱烈に支持し、近年のテクノのアナログとしては驚異的とも言えるセールスを記録する。シンプルなフロア直撃型のミニマル・テクノでありながら、どこか独特の匂いみたいなものを持つ彼のトラックは、その後もTECHNASIAのSINOなどから送り出されている。最近ではブラジルの大ヒット映画「CITY OF GOD」のタイトル曲をリミックスしたのが記憶に新しい。もちろん彼の還るべき場所はクラブのフロアであり、パーカッションの効いたグルーヴ感で効く人にラテンの血を沸き立たせる。日本ではWIRE05に出演しサブフロアでは入場規制がかかるほどのすばらしいプレイを見せ、先日のWIRE07ではメインフロアーで開始10時間を過ぎた濃密な横浜アリーナのフロアーを見事に熱狂せた。まさにラテンDJの申し子というべき彼のプレイは見逃せない。