Cielo night in nagoya

■Nicolas Matar(Cielo / from NYC)

　クラブのみならず、あらゆる文化の創設拠点となる街NY。その一等地SOHOに建ち「日常の中のハイクラスを求める大人の居場所」として傑出したクラブ、CieloよりNicolas Matarが今夏来日を果たす。

　彼はCieloの共同経営者兼レジデントDJ として活動。Roger Sanchez、Francois K.、Louie Vega、Richie Hawtin、Deep Dish、Danny Tenaglia、Frankie Knucklesなどは、Cieloのレギュラー・パーティーでNicolasと共にプレイするDJたちのほんの一部に過ぎない。彼の音楽スタイルは多様性と特異性に富み、ディープ・ハウスを主軸に、ソウルフル・ハウス、ニュージャズ、テクノやディスコ・クラシックなど、ダンスミュージックのすべてを取り込んでいる。今まで世界各国の名だたるクラブでプレイし、93年から01年まで、スペイン・イビザのPachaでもレジデントDJ を務め、その後N Yへ渡った。そして、03年にCielo をオープンする。Cielo は8つのアワードを最初の4年で獲得するという、他に類を見ない世界的な賞賛を得るブランドとなった。　

　Cieloは過去4枚のコンピレーション・アルバムをリリースしている。中でも“Cielo -Seventh Heaven-”は世界的成功を収め、イビザではトップセールスを記録。また、08年6月には、Cieloの雰囲気をそのままパッケージしたミックスCD“Azul”をStudio Apartment 主宰のApt. Internationalレーベルよりリリース。これに合わせて、Nicolas Matarの来日が決定した格好となったのだが、名古屋では他都市とは異なり、彼のロングプレイが実現。ディープ・ハウスの源流を探りつつ、現在のNYの“先端”を間近で感じられる日が、すぐそこまでやってきている。



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