いまやデジタル・ミュージック・プレイヤーは誰しもが持ち歩く、とても身近なツールとなった。しかしnoWaxはその先駆けであるiPod発売当初の2003年からロンドンのDreamBagsJaguarShoesでデジタル・ミュージック・プレイヤーをつかって、誰もがDJとしてプレイできるイベントを立ち上げた。ほとんど広告もプロモーションも行なわなかったが、噂が噂を呼び、瞬く間に大きな広がりを見せる。まるで人々がそれを待ち望んでいたかのように。ロンドンをはじめ、マンチェスター、カーディフ、香港、ロサンジェルス、ウィーン、そして東京でも開催されるようになる。立ち上げから3年でBBCやThe Evening Standard、Metroなどメディアでも取り上げられるようになり、そのオリジナリティと自由度の高さで賞賛を集めることとなる。BBCのインタビューの中でオーガナイザーのCharlie Gowerは言う、「noWaxは誰にでも出来るという事が重要だ。音楽とDJする事はそんなに高尚な事じゃない。」また、もう一人のオーガナイザーRaj Panjwaniは言う、「これはオーディエンスがオーディエンスに発信するイベントなのさ。僕らはそれを始めた。そして皆がホントにそれを気に入ってくれたんだ。」国も言語も世代も問わず、音楽というツールでコミュニケーションをとれる、noWaxは音を楽しむ原点に帰れるイベントなのだ。そんなDIYなパーティーをこれから見逃せなくなる。
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