多くのミュージシャンやDJから尊敬を集める"ジャズ・ファンク・ピアノのゴッドファーザー" ラムゼイ・ルイスが、12年ぶりに帰ってくる!! 1950年代から故郷シカゴで活動を始め、'65 年「ジ・イン・クラウド」が空前のヒットを記録。'66年にはモーリス・ホワイト(のちにアー ス、ウィンド&ファイアーを結成)をバンド・メンバーに迎え、さらにファン層を広げた。そ の後もナンシー・ウィルソンやデイヴ・コズとの共演などで、シーンを賑わせ続けているラム ゼイ。ジャズ、ブルース、ゴスペル、ファンクが融合した黄金のピアノ・タッチをクラブで体 験できるチャンスは世界的にも希少。風格と貫禄に溢れた本物のグルーヴに、心ゆくまで酔いしれたい。
1935年5月27日、イリノイ州シカゴ生まれ。4歳からピアノのプライヴェート・レッスンを受け、15歳からジャズを演奏。シカゴ音楽院、デポール大学でピアノや楽理を学んだ。'56年に自己のトリオで録音やライヴ活動をスタート。'65年のアルバム『ジ・イン・クラウド』がグラミー賞を獲得することでメジャー・シーンに躍り出た。後にEW&Fを始めるモーリス・ホワイトをドラムスに配したトリオで人気を上げ、出すアルバムの多くがポップ・チャート入り。'70年に大手のコロムビア・レコードに引き抜かれると、エレクトリック・フュージョン路線にシフトし、'74年にモーリス・ホワイトほか EW&Fとの『太陽の女神』を録音。これが全米ポップ・チャート5位、30週に及んでチャートを飾ることで大躍進。R&Bやゴスペルのルーツを巧みにもてなす創作で、フュージョン・ブームを盛り立てていく。'90年代に入るとGRPレコードに移籍。『アイヴォリー・ピラミッド』を皮切りに、グローヴァー・ワシントンJr.やジョー・サンプルらと共演するほか、子息をはじめとするシカゴ・ベースの若手の押し出しにも力を入れるなど、多方面を冴えた手際で潤してきた。演奏活動以外の場でも同様。'97年からFM放送で始めた音楽番組「ザ・ラムゼイ・ルイス・モーニング・ショウ」が10周年を経過。シカゴで行なわれるジャズ祭やイヴェントのプロデュースや監修。'05年には、青少年の育成を目的にした「ラムゼイ・ルイス・ファウンデイション」を起業。ラリー・ローゼンとのインディーズ・レーベルLRSmediaではテレビ番組をプロデュースするなど、目に見えないところでも音楽に挺身する日々を送っている。最新作は『Time Flies』(Narada Jazz)。来日するのは、'97年のオーシャン・ブルー・ジャズ・フェスティヴァル以来待望11年ぶり。
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