抜群のテクニックとダイナミックかつワイルドなプレイ世界で注目を浴びる人気女性ジャズ・ヴァイオリン奏者
優雅な音色、卓越したテクニック、圧倒的な表現力。ジャズ・ヴァイオリン界をリードする才媛、レジーナ・カーターが待望の登場を果たす。4歳からヴァイオリンを始め、14歳の時にステファン・グラッペリのライヴでジャズに開眼。'95年にアルバム・デビューを果たし、米国のジャズ誌では10年間にわたりヴァイオリン部門の第1位に輝いている。近作『アイル・ビー・シーイング・ユー:センチメンタル・ジャーニー』ではディー・ディー・ブリッジウォーター等をゲストに迎え、伝統的なスタンダード・ナンバーに新たな光を当てたレジーナ。ジャズ・ヴァイオリン界で独自の花を咲かせる彼女の艶やかなプレイが、充実のひと時を運ぶ。
●ミシガン州デトロイト生まれ。2歳でピアノ、4歳でヴァイオリンを始めた。12歳でデトロイト市民オーケストラに参加するほか、ロック・バンドにも顔を出し、高校では「ジミ・ヘンドリックス・ヴァイオリン」と呼ばれる人気者に。ステファン・グラッペリやジャン・リュック・ポンティを聴いてジャズにも開眼し、プロの道に進むため、バークリー音大と並ぶボストンの名門ニュー・イングランド音楽院に進学。ところが同校にジャズ・ヴァイオリンの専従講師がいなかったことから、ミシガンのオークランド大学へ転校。デトロイト市民交響楽団で演奏しながら、地元のジャズ・シーンに分け入った。'90年、女性ばかりグループ"ストレートアヘッド"に参加したのを機に、'91年にニューヨークへ進出。ギタリストのジェイムス・エメリーとの"ストリング・トリオ・オブ・ニューヨーク"やマーク・ヘライアスとのレコーディングで頭角を現し、'95年にアトランティック・レコードからソロ・デビュー。セカンド・アルバムを出した'97年頃から、N.Y.ジャズ・シーンの台風の目に。アレサ・フランクリンやローリン・ヒルからウィントン・マルサリスまで多彩な仕事もこなした。その甲斐あって、翌'98年に名門ヴァーヴ・レーベルと契約、『リズム・オブ・ザ・ハート』でリスタートを切った。続く'00年の『モーター・シティ・モーメンツ』では、郷土デトロイトゆかりのミュージシャンやヒット曲をトリビュート。'02年には、パガニーニの名器"カノン"を弾いた『パガニーニ~夢のあとで』を発表するなどして、ジャズ系ヴァイオリン奏者としての可能性を切り開いてきた。最新作は、パキート・デリベラやディー・ディー・ブリッジウォーターら豪華ゲストとの『アイル・ビー・シーイング・ユー:ア・センチメンタル・ジャーニー』(ユニバーサルミュージック)。来日するのは、'99年11月以来約9年ぶりで、ブルーノート東京に出演するのは初めて。オフィシャル・サイトは「http://www.reginacarter.com/」。
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