新世代ジャズ&ソウルのトップ・ランナー、N.Y.発の最強ジャム・バンドホーン・セクションを加え、さらにパワーアップしたライヴは見逃せない!
この夏、ブルーノート東京が熱く燃え上がる。ニューヨークから世界に飛び出したジャズ&ソウルのトップランナー、ソウライヴが登場するのだ。アランとニールのエヴァンス兄弟とエリック・クラズノーが出会い、1999年に活動開始。"ソウル+ライヴ"を示すグループ名そのままのソウルフルなパフォーマンスで話題を集め、ジャム・バンド界のカリスマ的地位を獲得した。今回の公演は、注目のヴォーカリストであるナイジェル・ホール、そして元レギュラー・メンバーのサム・キニンジャーを含むホーン・セクションが参加する豪華版となる。来年、結成10周年を迎えるソウライヴ。さらに大きく飛翔した彼らのステージが待ち遠しい。
●ドラマーのアラン・エヴァンスは、1974年3月23日、ニューヨーク州バッファロー生まれ。父親がジャズ・ドラマーだったことで早くから楽器に親しみ、エルヴィン・ジョーンズやトニー・ウィリアムスに傾倒してドラムを学習。ジミー・スミスのオルガン・ジャズをバイブルにしながら、ジェイムス・ブラウンやスティーヴィー・ワンダーらのファンクやB.C.M.も聴き、自由なプレイ・スタイルを磨いてきた。"ソウライヴ"の音楽を「ジャズと言うよりソウル・ミュージックに近いものだ」と語る。グループ結成前は、ジャム・バンド・シーンの重鎮カール・デンソンとも共演している。少ない手数でビートをはずませる、高度なテクニックの使い手。'03年から自主レーベルを立ち上げ、初アルバム『ブレイク・イット・ダウン』(ヴィレッジ・アゲイン)をリリースした。グループとして来日するのは'07年10月以来で、ブルーノート東京に出演するのは'06年9月以来約2年ぶり。オフィシャル・サイトは「http://www.soulive.com/」。アラン個人は「http://www.playonbrother.com/」。
●ハモンド・オルガン奏者のニール・エヴァンスは、1976年1月10日、ニューヨーク州バッファロー生まれ。ドラマーのアランの実弟。オルガンを弾き始めたのは19歳になってからだが、ピアノを学ぶ一方で兄アランと同様、ジミー・スミスをアイドルにしてジャズに傾倒。ニューヨークのマンハッタン音楽院でジャッキー・バイヤードに師事し、兄と共に演奏活動を始めた。「僕たちは思いつくことをすべてミックスしていくオープン・キャンパスみたいなものさ」。オルガンのほか、アコースティック・ピアノやシンセサイザーも担当。キャッチーな曲作りのセンスはグループ随一。エリック・クラズノーとの "LETTUCE"のレギュラーも務める。
●ギタリストのエリック・クラズノーは、1976年6月28日、フロリダ州ハリウッド生まれ。彼もやはりブルー・ノート・レコードに残されたジミー・スミス諸作の大ファン。ギターをプレイし始めてからオルガン・ジャズをマスト・アイテムにし、スミスと名演を残したギタリストのグラント・グリーンに強く傾倒。ブラック・テイストあふれるプレイ・スタイルを育んできた。ジャズの名門校バークリー音楽大学で短期間ギターを学んでいる。その頃のバンド "LETTUCE"を再結成し、'02年に『LETTUCE』(EMIミュージック)をリリースしたほか、DJロジックのアルバムにも参加。身上であるクール&ファンキーなプレイで、ギター・キッズをも虜にしてきた。"LETTUCE"のオフィシャル・サイトは「http://lettucefunk.com/」。
●トランペットのクリスチャン・スコット(ニューオリンズ出身)は、'06年に『リワインド・ザット』でソロ・デビュー。ソウル、ジャズ、ファンク、ロックの融合系を押し出し脚光を浴びた若武者で、"ソウライヴ"と来日するのは初めて。サックス奏者のサム・キニンジャーとライアン・ゾィディスは、"ソウライヴ"と"LETTUCE"の常連メンバーで、キニンジャーは02年から短期間レギュラー・メンバーだったこともあるグループの盟友。ナイジェル・ホールは歌のほかキーボードやプログラミングにも通じ、先頃リリースしたデビュー・アルバムも話題の注目新人。
EVENTS
