日本のみならず、世界中のDJやダンス・ミュージック・ファンに愛されてきたクラブ「MANIAC LOVE」が2005年12月にクローズ。東京のテクノ・シーンを牽引してきたクラブの終焉に多くの人が落胆したものだったが、その息吹は決して絶えることは無かった。
「MANIAC BEACH」
2003年からスタートし、当初MANIAC LOVEの番外編的な雰囲気だったこのビーチ・パーティーは、回を追う毎に本家のMANIAC LOVEを超える程に大きなものへと成長していった。MANIAC LOVEがクローズした後も、かつてのMANIAC LOVERはもちろんのこと、神出鬼没なパーティー・フリークからその日たまたま鎌倉の海を堪能しにきた人達までをも巻き込んで、一大フェスティバル的な様相を呈してきている。何よりも驚かされるのが、ボクが全国の地方都市にプレイしに行った際に「今年は(も)MANIAC BEACHに行きます!」と声をかけられること。彼らにとってMANIAC BEACHは、WIREやMETAMORPHOSE等といった大規模イベントと並び称される存在となっているのだ!欧米の有名なゲストDJが出演するわけでもない、MANIAC LOVEという小箱でプレイしていたDJを中心にブッキングしているこのパーティーがだ。しかしここには確実に彼らを惹きつける何かがある。決して大きくはなくとも、ムーブメントと呼べるものがある。
20年前に「SECOND SUMMER OF LOVE」というダンス・ミュージックのムーブメントがあった。これに対する最初のSUMMER OF LOVEというのはWOODSTOCKのことなのだが、そんなの体験していようがいまいがSECONDのシーンには関係なかった。それと同じだ。MANIAC BEACHは、MANIAC LOVEという物語のセカンド・シーズン。しかしファースト・シーズンを見ていようといまいと関係ない。前回までのあらすじを知っていても楽しいが、知らなくたって理屈抜きで楽しめる場所。「SECOND SUMMER OF MANIAC LOVE!」
Q'HEY [MOON AGE / REBOOT]
- DATE:
- 2008-08-10 SUN
- OPEN:
- 09:00
- VENUE:
- みなみかぜ
- PRICE:
- ¥3000
- LINE UP:
- [ACT]Q'HEY (Moon Age/KASUGA/REBOOT),CO-FUSION (DJ WADA + HEIGO TANI),MAYURI (Metamorphoase/REBOOT),YAMA (Sublime Records),UIROH (WINKY/PIMP),SHIN NISHIMURA (PLUS RECORDS/PLUS TOKYO),OSAMU M (Outerspace Records),ATT (Attach!/DISCOTECKA),

