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デトロイト出身。その端正なマスクからは想像もつかない音楽的才能は、弱冠15歳にして、Juan Atkins・Kevin Saunderson・Derrick Mayといったデトロイト・テクノの重鎮たちと共演を果たしたことからも容易にうかがいしれる。幼い頃より独学でサックス、弦楽器、ドラム、パーカッション、そしてターンテーブルといった様々な楽器を学び、テープのループを使う実験的なバンドのドラマーとしても活動していたという彼は、今やファッションやデザイン、写真といったオシャレ系活動に余念がない、テクノ界の未来を担う逸材である。'02年にはマイアミに拠点を置くレーベル Merck Records と契約し、Kristuit Salu vs. Morris Nightingale 名義で、ジャズやテクノから影響を受けた独自のヒップホップ・サウンドを展開したアルバム "My Mine I" をリリース。また同年、Steve Bug のレーベル"Poker Flat"からもリリースをするなど、世界的な注目を浴びる存在となる。この時17歳。'04年には弱冠19歳にして、イギリスの名門"WARP records"と契約。WARPから立て続けにシングルをリリースし、'06に発表したフルアルバムで、一躍トップ・スターダムの地位を確立した。彼の音楽は、デトロイト・テクノの正統的なサウンドを継承しながらも、ファンク、R&B、ソウル、ヒップホップ、ニューウェイヴといった、様々な音楽的影響を垣間見ることができる。早熟の天才、Jimmy Edgar。LIVEのみならずDJにても出演するという今回の来日は、ファンならずとも見逃せないものとなるであろう。