●PAOLO MOJO[OOSH]from U.K
PAOLO MOJOのサウンドは言葉では言い表せないかもしれない。ハウス、ファンク、テクノ、ブレイクス、エレクトロ、ディスコ、アシッドなど、様々な音の要素を巧みに構築し奏でられる彼のサウンドは唯一無二。彼自身この独創的な自らのサウンドとは何か言葉で表すことができない。全てのジャンルから最高の部分だけを集め、聴く者がそのサウンドを楽しんでもらえるものを作った結果、今のサウンドが生まれたという。まさに現在のシーンが送る熱狂的な支持を観れば彼がそのサウンドをまさに築き上げたと言える。MIXMAG、DJ MAGらの世界のトップクラブ誌でもプログレッシヴ、テクノ、ハウス、エレクトロとあらゆるジャンルを縦横無尽に駆け巡るそのミックス・スタイルで、 John Digweed や HernanCattanero といった名立たるビッグ・ネームたちからも絶賛を浴びている期待の新鋭Paolo Mojo。彼のキャリアがスタートし たのは、'01年に制作したプロモーション用の2枚組ミックスCD を関係各所に送ったのがきっかけであった。同 CD を聴いたシーンの重鎮 Danny Tenaglia は、わざわざ Paolo に電話をかけて絶賛。そして、LeeBurridge や Craig Richards に至っては、自身のパーティーのウォームアップ DJに彼を抜擢するなど、同 CD はこれ以上ないほどの好反応を得ることになるのであった。その後、Entermusic とのアーティスト契約が成立。香港からブエノスアイレスまで、文字通り世界中のクラブからブッキングが舞い込む大成功を早くも手にした彼であったが、その後数年にわたり、スタジオでのプロダクション・ワークなどを学ぶことに専念することにする。そして、'03年に Music Is Freedom、'04年にOrc Music といった2つのレーベルをほぼ同時期に設立すると、再び自身も作品のリリースを開始するのであった。勢いに乗った彼の活躍は目覚しいものがあり、Luke Fair の "OriginalSeries" や Renaissance からリリースされた Nic Fanciulli のコンピレーションにもその楽曲が収録されるなどして、DJ,プロデューサーとしてワールド・クラスの認知度を得ることに成功。そして、'06年には過去に James Holden、Chris Fortier、Desyn Masiello などが手掛け、参加したアーティストは必ずブレイクすると言われるほどリスナーから厚い信頼を受けているオーストラリアの名門レーベル EQ がリリースする人気コンピレーション・シリーズ "Balance" の第9作目を手掛けて話題を呼ぶ。Wighnomy Bros や Der Dritte Raum、Petter など、今が旬のアーティストの楽曲から、Underground Resistance や Inner City、Michel De Hey といったベテラン勢の楽曲、自身の楽曲をバランス良くミックスした同アルバムは、またも大きな話題を呼ぶこととなり、彼の地位を更に確かなものへと一 歩押し上げたのであった。同年6月には、その "Balance" のリリースを記念したパーティーをここ日本でも開催することが決定。これまでのミックスCD と同様、エクレクティックなサウンドをフロアに響かせてくれることを多くのファンが期待している。
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●Petter[Border Community/Deep Focus]
James Holden, Nathan Fakeに次ぐBorder Community第三の男、スウェーデン出身のプロデューサーKarl Petter Nordkvist。イギリスの奇才James Holdenによる "Balance005" や、'03年若干18歳でDeep Focusからリリースした "These Days" は大御所Sasha、Luke Chableがremixをてがけ着々と知名度を広めてきた彼。22歳という若さにして Border Community の看板アーティストとして良質なリリースを続けている彼はクリッキーな音色のビートに不協和音混じりの妖しく美しいメロディーや細やかなリズムに深みのあるシンセと太くダビーなベースのうごめく展開は卓越したセンスの証、'04年には"Six Songs をスマッシュヒットさせ俄然注目を集め、'06年7月にBorder Communityの12番「SomePolyphony」は日本でも大ヒットする。
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