SAMMY DEE [ PANTYTEC, HALF HAWAII / PERLON - Berlin, DE]ベルリン出身、ベルリン育ち。Zipと共にGet Perlonized @ Panorama Barのレジデントを長く務めながら、名門レーベルPERLONを取り仕切る辣腕DJ/プロデューサー。DJとしてのキャリアは非常に長く、80年代後半にDJを始め、やがてベルリンのパーティ・シーンが激動していく90年代前半にはTresorやE-Werk、Ostgutといったクラブでレジデントを務めるようになる。1997年にオッフェンバッハのPeak ClubでZipことThomas Franzmannに出会いすぐに意気投合した彼らは、翌1998年にはZipの旧友Markus Nikolaiやグラフィック・アーティストのChris Rehberger (DOUBLE STANDARDS)らと共にPERLONを立ち上げる。同時にZipとの共同プロジェクトPANTYTECとしての制作もスタート。以降Ricardo VillalobosやDandy Jack、Thomas Melchiorといったアーティスト達の優れた作品群をリリースし、Rehbergerによる統一された秀逸なアートワークやごく家族的なムードを保ちながらレーベル設立10年を経た現在でも比類のない存在感を放ち続けている。プロデューサーとしては自身のソロ名義やZipとのプロジェクトPANTYTEC以外にもHeiko LauxやGuido Schneiderなど他アーティストとのコラボレーションに対し積極的に取り組み、2007年以降はBruno PronsatoとのプロジェクトHALF HAWAIIでの制作に集中している模様。比較的ストレートなハウスグルーヴ的趣向を持つSammyの音をBrunoが加工や変調を施しながら作り上げて行くミニマルトラック群は実に独特で、悪辣なムードと奇妙な刺激に満ちている。HALF HAWAIIとしてのファースト・アルバムもすでに完成済みで、Hello? Repeatからまもなくリリースされる見込み。ベルリンのパーティ・シーンを現場の視点で長年見つめ続けてきたSammyのDJはまさに筋金入りのものと言っていい。選曲・音域の組み合わせ、ミックスの配分などを状況に合わせて巧みに構成しながらフロアーのムードを自在に操っていくそのDJセットは圧巻。昨年のCHAOSにおける来日に続き、ほぼ1年ぶりの再来日。
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