この作品以降、どれだけの人がその音楽体験の変革を体感したであろうか?エレクトロニカの永遠の金字塔『エンドレス・サマー』を発表以来、他の追随を許さない、稀有な音楽的変革者であり続ける「FENNESZ」。その後もデヴィッド・シルビアンをゲストヴォーカルに迎えた『Venice』や、坂本龍一とのコラボレーション作品fennesz + sakamoto 『cendre』など歴史的傑作を次々に発表。そして2008年には、坂本龍一やYellow Magic Orchestraとのヨーロッパ・ライブなど行うと共に、遂に最新ソロ・アルバム『BLACK SEA』を発表!このギターと電子音とによるあまりにも豊かな情感を持つ新作を引っ提げて、遂に待望の来日ライブが決定!! 繊細なトリートメントが施されたノイズと変調されたギターによって描き出される驚くべき「美しきランドスケープ」をライブにて披露する。共演にはパリやベルリンを中心に活躍する先鋭的エレクトロニックミュージックの旗手「AOKI Takamasa」、そして京都エレクトロニカ界の雄「PsysEx」もDJとして参加。繊細で、ダイナミックで、驚くほど雄弁な、美しいノイズの陶酔の海へ。
前売はチケットぴあ(0570-02-9999/0570-02-9966、Pコード:317-800) 、ローソンチケット(0570-084-005、Lコード:53904)にて2/21より発売※前売発売場所:ぴあカウンター、ファミリーマート、サークルKサンクス、ローソン、
●FENNESZ(フェネス)
オーストリア、ウィーンのアヴァン・ロック/ポスト・テクノ・シーンから頭角を現し、同地を拠点とするラジカルな電子音響レーベルMEGOから一連のソロ作をリリース、ラップトップ・コンピュータを駆使した90年代後半のエレクトロニカの展開の中で一躍注目を集める。名声を決定的にしたのは、 2001年に発表した『エンドレス・サマー』。センチメンタルなギターの旋律を大々的にフィーチャーした優美で繊細なそのサウンドは、電子音楽というジャンルを超えた世界的な脚光を浴び、ゼロ年代のシーンに甚大な影響を与えることになった。日本での人気も非常に高く、初来日の際の演奏が『ライヴ・イン・ジャパン』としてアルバム化されている。2004年に『Venice』、2007年には、坂本龍一とのコラボレーション作品fennesz + sakamoto 『cendre』を発表。2008年、坂本龍一とのヨーロッパのライブを積極的に行うとともに、同年6月にはYellow Magic Orchestraのヨーロッパ公演にサポート・メンバーとして参加し話題となる。そして4年ぶり通算5枚目となる最新ソロ・アルバム『Black Sea』を同年12月に発表。
●AOKI Takamasa(PROGRESASIVE FOrM, op.disc, commmons)
1976年大阪府出身、現在はフランス・パリ在住。2001年初頭に自身にとってのファースト・アルバム「SILICOM」をリリースして以来、コンピューター/ソフトウェア・ベースの創作活動を中心としながら自らの方法論を常に冷静に見つめ続け、独自の音楽表現の領域を力強く押し拡げる気鋭のアーティスト。ヴォーカルを全面に取り入れた作品やFatCat RecordsよりリリースされたTujiko Norikoとのコラボレーション・アルバム、op.discでの4/4リズムを用いたミニマルトラックへのチャレンジ、英国BBCラジオ・プログラム [One World]への楽曲提供(The Beatles 'i will'のカヴァー)、YCAMでのコンテンポラリー・ダンサー/映像作家との共同制作など、その活動のフィールドはさらなる拡張を見せているが、 AOKI自身の表現が持つ存在感は常に確固たるものであり寸分の揺らぎも感じさせない。様々な表現手法・様々なソフトウェア/ハードウェアを意欲的に試行し、CPUを極限までドライヴさせる一見過激とさえ思えるそのスタイルの中にはリズムとグルーヴ、つまり音楽という芸術表現の最も根源的な存在に対する敬意と探究心が脈々と流れ続けており、そのことこそがAOKIという傑出した1人のアーティストが創り出す音楽をさらに魅力的なものにしていると言えるだろう。彼自身がその創作活動と同様に不可分なものとして重きを置き精力的に展開しているそのライヴ・パフォーマンスは国内外でかねてから高い評価を得てきているが、そのクオリティと強度は年を追う毎にさらなる進化を続けている。いまやコンピューターをメインに用いてライヴ・パフォーマンスを行なうアーティストは数多いが、彼らの大半が単なるコンピューターの機能的な利便性のみに頼ったパフォーマンスに終始しているのと対照的に、AOKIは「何故コンピューターを用いてパフォーマンスを行なうのか」「コンピューターだからこそ表現し得ることは何か」という事柄を冷静に見つめ続け、自らのライブパフォーマンスの中でそれらを実践し続けている。2008年、その才能を坂本龍一に認められ7作目となるアルバム"Private Party"が坂本龍一主宰のcommmonsより発売となった。
●PsysEx(shrine.jp)
サイレンスサイエンス、サイセクス。エレクトロニカファンクネスを再定義しつづけるジャパンマイクロスコピックの雄。細野晴臣主宰のdaisyworld discs、涼音堂茶舖からのアルバムや12k, port, imagined recordsなど上質なレーベルのコンピレーションへの曲提供など多数作品を発表している。shrine.jp/underground galleryからリリースされた4thアルバム"psx_vi"が話題沸騰中。また、DJソフトウェアを用いたデータDJ/DJ用トラックメーカ、DJ iToy(ディージェーアイトイ)として、DifusionRecords(シカゴ), MindtripMusic(ブエノスアイレス)からEPがリリースされている。SyncopatedMusik(ミネアポリス)の初期メンバーとして名を連ね初盤コンピレーションCDへの参加と、EPリリースが決定している。
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