キースフラックを代表するブラックミュージックイベントの一つ「DiscoVery」の2周年記念は、現在日本のブラックミュージック界、とりわけDJ界では最重要人物と呼び声の高いRYUHEI THE MANを迎えて行われる。約1年前、同じくここキースフラックにDEV LARGEとともに出演した彼だが、正直なところまだまだ福岡で名前を知る者は多くなかった。しかし、そのプレイは想像をはるかに超え、度肝を抜かれたオーディエンスも多かったはず。もちろんDiscoVery DJたちもそんなひとりで、彼らが1年越しで描いた夢は2年間の集大成イベントとしてこの度実現することとなった。また今回は、初の試みで Resident DJ各々が20枚ずつ、計100枚限定でMIX CDを配布するなど気合いも十分。お目当てのDJがいる方はお早めに。とにかく、ここまで骨太でレア(生)なグルーヴを放つ男はそうはいない。"THE MAN"その名が示す通り、彼こそが本物の男だ。Afro-Tee(Soul Dressing)
■RYUHEI THE MAN(universounds / The Man's World Productions)
90年代半ばよりレコード収集、執筆、DJを中心とした音楽活動を始める。ジャンルを超えた幅広い選曲と安定したプレイには定評があり、現在最も黒いグルーヴを生み出すDJの一人としてファンの絶大な支持を得ている。「腰にくるサウンド」と「腰のある麺」をこよなく愛し、「アジアのSHAFT」、「リュウヘイ・ザ・麺」の異 名を持つ。また、2001年より国内外のトップDJ、コレクターも絶大な信頼をよせるレコード・ショップuniversounds(www.universounds.net)を主宰、ブラック・ミュージック全般にわたる豊富な知識をいかんなく発揮している。2002年にはDEV LARGE、DJ DENKA、KASHIDA HANDSOMEとMIX TAPE『BROTHERS ON THE RUN』を、2004、6年にはソロMIX CD『A MESSAGE FROM THE MAN 1/2』をリリース。その品質の高さで国内外問わず話題をさらった。2005年には国内初となるFUNKの7インチのみによるディスク・ガイド『FUNK 45's』に筆者として参加。そして、2007年にはソロMIX CD第三弾『A MESSAGE FROM THE MAN 3』をリリース。更に、猪俣猛、NEW MASTERSOUNDS、『Good God(V.A.)』、BUBBAH THOMAS等の再発CDライナー・ノート、DJ SHADOW & CUT CHEMIST『Brainfreeze / Product Placement』の日本盤DVDの解説を担当。多方面で幅広い活躍を見せている。2009年初頭には待望のNew Mix CDのリリースも控えている。
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