鋭気と繊細さを持合わせた秀逸な作曲力と卓越したテクニックで頭角を現わすジャズ・ピアノ界の新星、浅川太平がトリオで登場。豊かな叙情性を余す事なく披露する。浅川太平は、1977年札幌市出身。父がライヴハウスを経営し、母が歌手であったため、幼い頃はシャンソンをよく聴き、3才よりクラシックピアノを始め、バロックから現代音楽まで幅広く演奏をするようになる。洗足学園短期大学でジャズを専攻し、ピアノを今泉正明、理論を香取良彦に師事。'98年NHK教育テレビ「ジャズの掟」に出演。'01年、N.Y.のジャズクラブや教育施設を見学し本場のジャズに触発される。以後、都内や横浜を中心に本格的に活動をスタートし、'03年、自己のトリオを結成。'04年「横浜JAZZ PROMENADE 2004」のコンペティションに於いてベスト・プレイヤー賞を受賞。'06年、サックス奏者の内田 輝とのデュオ・ユニット「saga」を結成し、芥川賞作家で「千の風になって」のプロデューサーでもある新井 満によるプロデュース・アルバム『journey to the pluto』を発表。'07年8月全曲オリジナルによる1stアルバム『Taihei Asakawa』をリリース。今回の公演では、自己のトリオで、叙情性に満ちたオリジナリティ溢れる演奏を聴かせる。ジャズの枠に収まる事なく進化を続ける新たな才能に注目したい。
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