MARI NAKAMOTO

デビュー以来、国内の数々のジャズ賞に輝く中本マリ。常にトップの座を維持し続ける円熟のジャズ・ヴォーカルの極致を、洗練のピアノ・トリオと共に堪能したい。中本マリは、3歳からピアノとクラシック・バレエを学ぶ。'62年に上京して東邦音楽大学付属高校声楽科に進学。在学中からポピュラー・シンガーとしてプロ活動を開始。'70年、本格的なジャズ・ヴォーカリストに転向。'73年にデビュー・アルバム『アンフォゲタブル』を発表。'78年、スイングジャーナル誌読者人気投票でヴォーカル部門の第一位に選出され、以降通算で9回のポール・ウィナーに輝く。'79年発表の『アフロディーテの祈り』で同誌ジャズ・ディスク大賞特別賞を受賞。これを期にスイス・モントルー・ジャズ・フェスティバルに2年連続で出演。'03年に発表したアルバム『NADECICO』では、日本ジャズ・シーンに君臨する名手達との円熟のデュオ・パフォーマンスを披露し高い評価を得る。今回の公演では、日本が誇るジャズ・ピアニスト大石学率いるトリオと共に、ベテラン・シンガーならではのジャズ・ヴォーカルの極致を魅せる。