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re:jazz

この春、ドイツ発の近未来系ジャズが衝撃を巻き起こす! 完璧に構築されたクラブ・サウンドを生演奏で再創造するユニット“リ:ジャズ”が、遂にブルーノート東京へ初登場するのだ。ピアニスト/作曲家/DJ等、多彩な顔を持つマティアス・フォークトを中心として2002年に発足。ニルス・ペッター・モルヴェル、ティル・ブレナーをはじめとする数多くの著名ミュージシャンとのコラボレーションも繰り広げながら、逆リミックスといえる大胆な発想で世界の音楽シーンに衝撃を与え続けてきた。坂本龍一やDJ KRUSH等の人気曲を取り上げた新作『ニッポナイズド』も話題の“リ:ジャズ”。無限に進化するジャズの姿を体感したい。





●ドイツのフランクフルトを拠点に、2002年から活動を始めたクラブ・ジャズ・バンド。バンド・リーダーのマティアス・フォークトは、キーボード奏者、プロデューサー、クラブDJとして活躍するドイツ屈指のマルチ・アスリート。10周年を迎えた地元のクロスオーヴァー・ジャズ・レーベル“インフラコム” から、それまでのヒット曲をカヴァーする命を受け、一回性の記念企画として特別編成。母国のスター、ティル・ブレナーのほか、ネイザン・ヘインズやエリック・トラファズなど人気実力派を集め『re:jazz』を録音・発表。この反響の大きさから、一回性の予定をあっさり返上することに。翌’03年のリミックス・アルバムでは、ニコラ・コンテのほかジャズトロニックや福富幸広ら日本勢も呼び込み、生演奏の素材を再びリミックスするユニークなプロダクションを敢行。’04年の『Point of View』では、ノルウェイ・フューチャー・ジャズの鬼才ニルス・ペッター・モルヴェルの手を借りるほか、日本のU.F.O.をカヴァーするなど行動半径を広げ、オリジナル・ナンバーも書き加えることでバンド・サウンドの輪郭を太くしてきた。’06年に3枚目のオリジナル・アルバム『Expansion』を出す頃には、ライヴ・アクターとしての評価も確立。波に乗った’07年4月、モーション・ブルー・ヨコハマの5周年記念シリーズのため初来日し、その記録を『Live At Motion Blue Yakohama』としてリリースした。最新作の『ニッポンナイズド』(インパートメント)は、それを機に深めた日本への共感を集成したもので、坂本龍一、DJクラッシュ、キョウト・ジャズ・マッシヴ、モンド・グロッソらのアイコンを独自のマナーでカヴァー。akikoによる日本語詞のナンバーもフューチャーし、完成度と可能性をカラフルに描き出してみせた。来日するのは’07年4月以来約2年ぶりで、ブルーノート東京に出演するのは初めて。