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waxpoetics JAPAN & contrarede presents supported by Music Shop SUPER SLICK ROY AYERS Japan tour 2009

ソウル、ジャズのファンから絶大な信頼を得ているロイ・エアーズが日本を巡るツアーを開催する。ジャズとファンクの間を自在に行き来するサウンドで数多くのクラシックを残し、グルーヴの魔術師と呼ばれるロイ・エアーズの奏でる黒くメロディアスな楽曲は、ヒップホップやハウス・ミュージック、ディスコやテクノなどのアーティストに多大な影響を与え、また、サンプリング・ソースとして多くの支持を集める。サンプリングされた曲数は膨大な数で、UK No.1 ジャズDJであるジャイルス・ピーターソンからは「ロイの楽曲をサンプリングしてダサい曲は作れない」とまで言われている。今回はブラックミュージックを取り扱った雑誌「Wax Poetics Japan」の協力で、日本を代表する黒いヴァイブスを持ったアーティスト達が続々参戦し、2009年の、いや、ここ数年は塗り替える事の出来ない一大事件のイベントになる事は間違いない事だろう。



問い合わせ contrarede : 03-6408-1593 / epistula@contrarede.com

PIA(P: 323-139), LAWSON(L: 77442) 4/18発売



Wax Poetics Japan 創刊号の Roy Ayers 記事抜粋

古典となった膨大な作品群が、新旧世代を超えて多くの影響を与えているロイ・エアーズ。歌も歌い、ヴィブラフォン奏者としても活躍する彼は、実にさまざまな仕事をしてきており、1970年代にポリドール・レコードに残したアルバムは、録音当時と同様に今日でもその存在価値が光り輝いている。時代とともに生きている真のレジェンド(伝説)は、現在進行形でその伝説が作られている。彼の膨大な過去作品からサンプリングされ何百という新作品を生み出すヒップ・ホップ世代を通して、彼へのトリビュートが行われる。



●Roy Ayers

1940年L.A.生まれ。70年代から活躍するヴィブラフォン奏者で自己のグループUbiquityを率い、ジャズ、ソウル、ファンクを融合した作品を数多くリリース。それらの作品が90年代以降のヒップホップ、レア・グルーヴ、アシッド・ジャズの盛り上がりと共に再評価された。またグールー (Gang Starr)のプロジェクトJazzmatazzやケニー・ドープとルイ・ベガのNuyorican Soulへの参加を通じて、ロイ・エアーズに興味を持つようになったファンも多い。代表曲「Everybody Love the Sunshine」、「Searching」、「Running Away」等々のクラシック・チューンで若い音楽ファンからも絶大な人気を誇る一方で、フェラ・クティ(Fela Kuti)との「2000 Black」や「Coffy is a color」、「Evolution」といったアッパーな疾走感あふれるナンバーも人気は高く、ガラージ・クラシックとして上げられることも多い。2003年には未発表曲集「VirginUbiquity」、2004年には「Mahogany Vibe」をBBEレーベルからリリースしている。