2009年春、クラブWORLDは動いた。毎週土曜ハウス/テクノ系レギュラーパーティーで埋めるという賭けに出た。マンスリーも一回り大きくなった。箱のプロデュースはDJに似ているのかもしれない。ダンスをキープするには、一定のグルーブが必要だ。しかし、発信者側の一定のグルーブではいけない。聞き手が一定のグルーブだと感じること、それが一定のグルーブの定義なのだ。発信者側がグルーブを上げ続けること、それが「グルーブをキープすること」だと僕は考えている。時には、方向転換、時には、ためることも必要だ。今回から始まるCULTURATIというパーティー、 CULTURATIとは芸術等を理解する人の意味。コアなクラバーとされている人たちはワールドに集まっているお客さんのことを一般のクラバーという。果たしてそうなのか?コアとされているクラバーさんより、先日、石野卓球が始めたSTERNEというパーティーに集まっていたお客さんは音を聞いているなと感じた。何のためにクラブへ行き、何のためにダンスをするのか?何のためにDJをし、何のためにオーガナイズするのか?ライフスタイル、仕事、遊び、、、そんなことの上には何があるのか。これから、CULTURATIというクラブイベントは延べ何人の人が関わるかは分からないが、良かったなと言えるパーティーになれば良いなと思う。第一回目は、DJ LUKE SLATERをゲストに招く。大いに期待しよう。空間演出を行い、いつものWORLDを、更に高めた空気で持って、迎え撃つ。(ナパーム田所/CULTURATIオーガナイザー)
■LUKE SLATER
イギリスのテクノシーンの立役者 " LUKE SLATER"。そのキャリアは長く、89年にはJelly Jamレーベルよりリリースを始めそのClementine名義でリリースを続ける。さらにPlanetary Assault System名義や7th Plane名義等でもリリース。自身の作品を通してのイギリスにデトロイトサウンドもいち早く紹介し世界的に高い評価を受ける。1997年には 'Freek Funk'をリリースしその幅広い音楽性を世界に証明した。その後99年には 'Wireless'をリリース。エレクトロやブレークビーツをふんだんに盛り込み、テクノで知られる自身の全く違う世界観を披露した。そし2002年には 'Alright on Top'リリース。数々のボーカルを使ったハウストラックの数々で進化した自身を作品で表現した物となった。 2003年には 'Fear & Roathing'でミックスCDもリリース。Dj活動でも多忙を極めるは、2002年、2003年と2年連続でWireにメインアクトとして出演。自身もボーカルを務めるなど一アーティストとして国内でも絶大な評価を得ていると共にヨーロッパ、南米、アジア、アメリカ、オーストラリア等世界を舞台に活躍し高い評価を得ている。そして今年6月ドイツのBerghain/PanoramaBarの運営レーベルのOstgut Tonから長い間の沈黙を破りPlanetary Assault System名義でニューアルバムをリリース予定。
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