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■RUSS GABRIEL (Ferox / RT-Transmissions)

Russ GabrielはまさにUKテクノを体現する存在である。Russは1993年、新たに組織された彼のレーベル[Ferox]から最初のフルリリースをした。彼はその後もCarl Craigの[Planet E]、[Peacefrog Records]、[DJAX-Up-Beats]、[GPR]、[Force-Inc]、[Soma Recordings]、[New Electronica]そしてDave Clarkeの[Magnetic North]といった90年代のテクノシーンを代表するレーベルからトラックのリリースを重ね注目を集める。音楽への熱意をもって、ただちにダブミュージック製作のためのスタジオを設けたが、すぐにColins Faver、Daleによるラジオショーによる、エレクトロニックシーンの影響を受け、[Ferox]の拠点をリスの小さな村、ハンプシャーに置いた。このとき、Russに最も影響を与えたのはオランダから現れた革新的なトラックの数々であり、彼はそれを初期デトロイトテクノからの抜本的な前進であるとした。この影響は彼のクラシック作品である[Ferox]からの「Peace EP」、その後すぐにリリースされたアルバム「Voltage Control」から伺うことができる。東京からサンパウロまで、Russはあらゆる土地でDJをして廻った。初期のクラブショーではヨーロッパ各地で多彩なライブパフォーマンスを行った。そしてすぐに彼はDJパフォーマンスに焦点をあてるようになり、1995年にはカナダやアメリカ、そしてホームであるヨーロッパでレギュラーとしてパフォーマンスをするようになった。半年をデトロイトで過ごした後、1997年Russはロンドンへとその活動拠点を移した。2000年までに彼はドイツへと移住し今日に至る。新たな技術を身につけたRussは、DJパフォーマンスの準備として再びライブ・パフォーマンスを行うようになった。レコーディングからのつかの間の休止を経た後のこの18ヶ月間のRussは、鬼のように活動をしているようだ。無数のリミックスと並行して、[Pariter]、[Mobilee]そしてスイスの[Morris Audio]といったレーベルから多くの作品をリリースしている。RussとバルセロナのプロデューサーであるBluntによる別名義、Doideも同様に、夏の間ひたすらに一連のライブをこなし、[Sestra]、[Moonpool]からのリリースを控えている。さらに、オランダにおけるテクノの草分けである盟友Erwin Van Moll、ハウス・レジェンドRobert Owensとのプロジェクトも目下進行中だ。同じく、Russはマドリードの[Xpansul]、[Source Records]のMove DそしてDer Thalと[RT-Transmissions]を設立し、ラジオショーを主宰している。

http://www.myspace.com/russgabriel

http://www.feroxrecords.com

http://www.rt-transmissions.com



■STEREOCiTI (Mojuba / moved)

伝説のクラブ、MANIAC LOVEにて毎週土曜日に開催されていたパーティ「cycle」にてハウスDJのキャリアをスタートする。ブラックルーツミュージックに奥深く、一貫した意味でのディープネスなスタイルを、ハウスを軸に表現する。宇宙にも及ぶ音の風景を表現したスタイルは、言葉で表すにはあまりにも深い。Mike HuckabyやRuss Gabrielらにその才能を見いだされ、世界に向けてDJミックスや楽曲が発信された後、08年にスペインの[Deep explorer music]よりEP「Citifunk EP」、Scott FergusonやBaazらとのカップリングEP「Up to the surface」をリリースする。また同時期にミックスCD『Better days』もリリースしている。2009年はドイツの[Mojuba]との専属契約にサイン、EP「early light』が発売された。現在、東京の地下よりワールドワイドに発信するニューディープハウスムーヴメントの核に立つDJ、プロデューサーである。

http://www.myspace.com/stereociti



■Gonno

DJとして東京を中心に各地パーティーでプレイ、ハウス〜テクノをミックスした独自のプレイスタイルを確立していく。これまでにWC

Recordings、Perc Trax、Merkur Schallplatten等国内外から数多く作品をリリースし、Laurent

Garnier、Josh Wink、Carl Cox、Steve

Bug等にプレイ・サポートを受けている。2007年7月にベルリン公演をBar25等で敢行し、2008年には再び5箇所公演を実現した。同年秋には新レーベルBeyond

Recordingsから “I Don’t Need

Competition”がリリースされ、僅かなプロモーションに関わらず、ドイツのクラブ情報誌”Groove

Magazine”“De:Bug”で「新世代デトロイトテクノ」等と評され、ミニマル以降のダンスミュージックとして新たな注目を集めている。

http://www.myspace.com/gonnodetente



■NAOKI SHINOHARA (microsurf / Lantern)

2004年より本格的にDJとしてのキャリアをスタート。高揚性、陶酔性を秘めたテクノ、ハウスを中心に往来しつつ、ヒストリックな雰囲気と洗練されたトリップ感を即製する独特のスタイル。随所に強靱で奥深いトラックを挟み、絶妙の抑揚を演出する。現在は"microsurf"や"klass"を中心に活動中。またレーベル[Lantern]のA&Rとして、国内外のアーティストとの交流関係を築く。

http://www.myspace.com/naokishinohara