●HELIOS
アメリカはポートランドに住む、本名Keith Kenniffによるソロ名義。2004年にマイアミのエレクトロニカ・レーベル、Merckから"Unomia"を十代のときに発表しロングヒットを記録する。Merck消滅後はXelaことJohn Xelaらが主宰するUKのType Recordingsから彼のピアノ・ソロ名義であるGoldmundとして始めてのリリースをし、Heliosとしても2006年に"Eingya"を発表する。アコースティックやピアノ・アンビエントも取り入れたエレクトロニカ・サウンドで、幅広いリスナーから支持されることに成功。その後は、学生時代のブラスバンドSonoや、Keith Kenniff本名名義でのヴォーカル作品など次々と発表し、音楽家として多才であることを証明する。2008年にType RecordingsからHelios名義でリリースされた最新作"Caesura"においても、エレクトロニカに留まらず音楽教養の高さを発揮した素晴らしいエレクトリック作品へと到達している。現在、Heliosとしてのライブは生ドラムが加わり2人編成でのスタイルになるようです。今回待望の初来日公演が決定!
●XELA
Type Recordingsの主宰者のひとりであり、古くからエレクトリック・シーンのアーティストとしても活躍するJohn Xelaによるソロ名義。2003年にUKの老舗エレクトロニカ・レーベル、Neo Ouija(近々復活予定!)からデビュー・アルバム"For Frosty Mornings And Summer Nights"を発表し、2003年にはGabriel Morleyとのプロジェクト、Yasumeとしてドイツの名門エレクトロニカ・レーベル、City Centre Officeからアルバムを発表し、同レーベルからXela名義で2004年に"Tangled Wool"を続けて発表し、繊細なサウンドでエレクトロニカ・シーンでの不動の地位を築く。Typeレーベルを立ち上げ後は、自身のレーベルから作品を重ねると同時に音楽性も変化させ、最近ではアンビエンスや実験的なドローン作品へと進化し、USのフリーフォーク系レーベル、Digitalisなどとも呼応するサウンドへと音楽性を深める。その方向性は自身の音楽性に留まらず、Type Recordingsにも影響し、現在ではフリーフォーク系に限らずポスト-クラシカルなどのシーンも牽引するレーベルへと成長。最近ライブではヴォイスを重ねた妖艶なアンビエンス・スタイルに向っている模様。こちらも初来日です!
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