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blue source 02 at shibuya club axxcis

クセのあるテクノ賢者がウヨウヨはびこるドイツ・ケルンのミニマル ・シーンにおいて、もっとも論理的でシュールな視点をもつ男、 トーマス・ブリンクマン。 ひとつひとつの音のズレから生じる 揺らぎ(=グルーヴ)を最大限に引き出す魔術師として有名。 リッチー・ホウティンによる伝説のプロジェクト シリーズのアルバムでは、トーンアームを2本に改造して、 2つの曲を同時に鳴らすことができるターンテーブルを駆使した リミックスを披露。レコードの溝にナイフでキズを入れてシーケ ンスを構築し、その音をイコライジングするという、極めて 原始的な手法を用いた作曲も行っている。深く耳に残る音響パーツ だけを使った微かなグルーヴのミニマル・トラック群。 純粋無垢な 音像が鼓動のように鳴り続け、ときに大地をも揺るがすほどの ダイナミックなベース音が襲い掛かる多重人格トラックは、一度 聴いたら病みつきになること請け合い。表情豊かな電子音の羅列は、 どこか温かみを感じさせる。 ちなみにブリンクマンは、ディスコ・サンプルを執拗に反復させる、 ディスコテックの快楽を独自に解釈した[ソウル・センター]名義 でも活躍している。