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VATON

■BUTANE (ALPHAHOUSE / CROSSTOWN REBELS from Berlin) 本名アンドリュー・ラッセ。2004年にレーベル[ALPHAHOUSE]を設立後、一貫してダークでツール要素の強い楽曲を数多くリリースし独自のミニマル路線を展開する職人。一聴するだけで彼の手によるものと分かる作品群はルチアーノら数多くのアーティストから高い評価を受けた。2008年にアルバム『BECOMING』を[ALPHAHOUSE]から発表。彼の持ち味とも言えるタイトなキックと裏打ちのハット、そしてスネアドラムによるシンプルながらも絶妙なバランスを保ったリズムに、無機質なシンセ音を組み合わせ、BUTANE節とも言える世界観を構築することに成功した。そして2009年ダミアン・ラザラスが主宰する[CROSSTOWN Rebels]よりセカンドアルバム『Endless Forms』をリリース。根本にあるディープなミニマリズムを保ちながらも、一切の無駄を削ぎ落としたことにより、グルーヴや音そのものの存在感が以前にも増して際立つ作品に仕上がっている。プロダクションワーク以上に高い評価を集めているのが彼のDJプレイだ。ツールトラックを丹念に紡ぎ合わせていき、いかようにも変化可能な空間を作り出すのはまさに職人技。前回の来日時とは全く異なるセットになるという彼のプレイに多くの期待が集まっている。 http://www.alphahousemusic.com http://www.myspace.com/butane_alphahouse ■yoshiki (Runch / op.disc) 90年代中盤に地元大阪にてDJとしてのキャリアをスタート。当時から現在クリックテクノやミニマルハウスと呼ばれる先駆的な存在と指向を持ったテクノをプレイし、徐々にヨーロッパのクラブシーンへの関心が高まり、2003年にベルリン、ロンドンへ留学という名目で現地のクラブへと飛び込む。同時期にトラック制作も開始し現地のクラブで培った感性をDJや作曲にちりばめ、帰国後、海外アーティストとの共演のみならずアンダーグラウンドで活躍する国内DJ、パーティー、またパーティーに来ている人々と共にフロアで音楽を楽しみ、彼自身が海外から持ち帰った自由に音楽へ向き合うという精神を貫いている。重く低い、淡々としたダークなトラックを着々とミックスする中にポップかつトリッキーな遊び心も持つプレイスタイルは本人の中に潜む独自な世界観、また彼自身の思う枠に捕われる事の無いテクノという物への執着心をそのままに表現している。2006年[TOREMA RECORDS]からタナカフミヤ/カラフト、[op.disc]よりキヤマアキコとのコラボレーションEPをリリース。代官山saloon"Runch"をオーガナイズ、渋谷MODULE"VATON"、大阪clapper"grasshopper"にてレジデントDJとして現場への発信を続けている。 ■suganuma (freebase) それまで音楽にまるで興味を示さなかった14歳の頃、偶然家にあったYMOに衝撃を受け、テクノの世界に入門、兄の影響を受け地元静岡にてDJ活動を開始。デトロイト、シカゴ、ジャーマン、ノーフューチャーなど様々なスタイルを雑食していく中で、メインストリームとは一線をおいたストレンジグルーヴを持つテクノ、ハウスにファンクネスを見いだし、そのプレイスタイルを確立する。長年の活動の中で培われた"音で遊ぶ"という感覚を重点に置き、常に現場を意識した反射的な閃きと、頭打ちで無い独特の浮遊感を保ちながら、ラストまで一気に駆け抜けるドラマチックな展開には定評があり、フリークアウトしたクラウド相手に目下DJ活動中。現在はmitchelrock、TAK-03X、chelcomと共に奇数月第2金曜日(現在は奇数月不定日)に開催しているバッデストテクノパーティー"freebase"を中心にパフォーマンスを展開している。 http://www.myspace.com/suganumasan