■DIPLO
Diploは彼のミックステープの中で遺憾なくその音楽性を発揮してきた。80年代ポップ、エレクトロニカ、hip hopなど主にマイアミで影響を受けた音楽である。彼のプロジェクトでDJ Low Budgetと共に制作している"Hollertronix"は多くの大ネタをリミックスする等評価を得ている。Diplo(Thomas Wesley Pentz)はミシシッピー州Tupeloで生まれ、アメリカ南部各地を点々として育つ。父の釣り具屋で働きながら育ち、ほ乳動物に非常に関心が有ったため考古学者になると思われるほどであった。しかし、その興味は後に映画に移り、フロリダの大学で勉強をしようと思うが、結局フィラデルフィアの大学院に進むことを決める。フィラデルフィアに移り住む前に日々の葛藤から逃れるため、一時的に日本に住んだ。そのときWill, Ashonに送ったデモテープが認められて"Big Dada Record"と契約しフィラデルフィアに戻るのであった。フィラデルフィアでの在学中、彼はいくつかの仕事を経験している。学校の清掃員、映画館職員など、そしてDJである。しかしその生活は楽にはならなかった。かろうじて家賃を払うことのできるぐらいであった。そういった生活が続いたことも有り、DJ Low Budget と共にHollertronixのブランド名にてパーティーなどを始める。当初は単純にダンスミュージックによって楽しめるパーティを目指していが、東海岸のアンダーグラウンドファン達がこぞって集まるパーティーに成長した。そして2人でリリースした"Never Scared mixtapw"はニューヨークタイムスの2003年度トップアルバムの1つに選ばれることとなった。数年後"Big Dada Records"からDiplo初のソロアルバム『Florida』をリリース。ダウンテンポでメロディアスな部分を重視したアルバムとなる。そして 2004年にM.I.A.とリリースした"the 2004 Piracy Funds Terrorism"は多くの賞賛を得るとともに、彼を世界に知らしめたのであった。その後は世界の音楽、民族音楽や特にブラジルのストリートミュージックを彼のルーツに派生させた作曲を展開。同時に"Mad Decent Records"を始動。2005年にはレーベル初のアーティストとしてBondo do Roleと契約。世界の音楽に焦点を当て、ワールドワイドに活動を続ける。
■DEXPISTOLS
20XX年、進化したテクノロジーにより、東京ストリートカルチャーシーンが生み出した2ピースDJバンドDEXPISTOLS。 Remixer、Producerとしても活躍する"DJ MAAR"と、ファッションブランド"ROC STAR"のメインデザイナーとしてもキャリアを続ける"DJ DARUMA"の2人組。4台のCDJをサンプラーや楽器のように2人で操り、サウンドクラッシュ的感覚でElectro Dance Musicを軸に、HIP HOPでROCKでRAVEな雑食系中毒サウンドを展開している。これまでにも様々なクラブパーティー、フェスティバル、ファッションイベントにゲスト出演し、2007年初頭に行った初の全国ツアー"TWIST N' SHOUT"は約3ヶ月に渡り全12都市にて行われ成功を収めた。FUJIROCK FESTIVAL'07の2日目RED MAQUEEでは、JUSTICE、石野卓球、SIMIAN MOBILE DISCOらと共演し堂々のトリを務め、数多くのクラウドを完全にROCKした。さらには07年12月に行われたDAFT PUNK主宰のフェスティバルDafunkfestにも出演、二日間に渡って多くのオーディエンスを見事ロックした。また、m-flo、THE LOWBROWS等、メジャー、インディー問わず様々なアーティストのREMIXも手掛けている。今後は、自らが主宰するレーベル"ROC TRAX"を本格始動させ、MIX CDや初のオリジナルアルバムの制作、新人アーテイストの発掘、リリース等を予定している。そして、2008年2月に待望のオフィシャルMIX CDをリリース!それに伴うリリースツアーを全国にて展開。ツアーファイナルでは東京で初となるメンバーフル出場のROC TRAX NIGHTを開催し、代官山UNITに1000名を超える来場者を記録した。08年もフジロックフェス08オールナイトフジへの出演や、北海道のRSR フェス等夏フェスへの出演や香港、台北、シンガポール、タイへのツアー等アジアを中心としたシーン作りにも大きく貢献している。さらには08年12月に DEXPISTOLSプロデュースによるROC TRAXクルーの音源をコンパイルしたアルバムROC TRAX presents LESSEN.05"SATURDAYS"をリリース。常に革新的なスタイルを実践し、常に斬新なアイディアを提議しつづけ、サウンド、そして様々なカルチャーを繋ぎ合わせコール&レスポンスを武器に日々''DEX HEADZ''を増殖させている。
■M.S.K.
1994年よりDJ、音楽制作活動を開始。M.S.K., MAGDARISE(+DJ MAAR), KAMIKAZE-TOWN(+TURTLE YEAH!), などの名義で多数のプロデュース、リミックスを手掛ける。自身のルーツである、PUNK, ROCK, ELECTRO, HIP HOPの要素を加え展開するTUNEは要必聴!!DJ及びダンスミュージックのネクストステージへの挑戦を続ける。2008年春、フランスはパリのニュースクールなレーベル"Institubes"より日本人初としてEP "M.S.K. / LUNAR"をリリース!!ヨーロッパを中心に高い評価を受け、同収録曲"Side Story"は世界最大ダウンロードサイト"Beat Port"エレクトロニカ部門で10位にチャートインするなど世界的大ヒットを記録。2008年12月リリースのROC TRAXコンピ LESSON, 5"SATURDAYS"にもM.S.K. / CONTACTI , MAGDARISE / WILDSIDE AGAINが収録され、満を持して2010年にアルバムがROC TRAXよりリリースとなる。
2010.01
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SAT