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峻路 -TEMPLE ATS IN OSAKA-

■降神
夢追い人でいてブルースマンの'なのるなもない'(降神 鶴)、言葉とその身で旅を繰り返す吟遊詩人・'志人 シビット'(降神非行期9、トラックメーカーのonimasを中心としたユニット。2002年に志人とonimasが出会い、降神、そして TempleATSrecordsの全てが始まる。以降、数々の衝撃作をリリースし、HIP HOPというジャンルのみにとらわれない幅広い活動により多くの音楽家や芸術家やクリエーター達が彼らの名を口にする様になる。その唯一無二の存在感はまさに'降神(origami)'というジャンルを作り出し、動かぬ時代を駆けぬけている。演劇的と称されるライブは従来のHIPHOPのライブとは一線を画し、日本語表現の新たな方向性を指し示す。又、世界の様々な国からの取材やインタビューを受け、海の向こう側まで伝わる言葉を届けている。現在はお互いのソロ活動もこなし、降神の3rd albumを制作中。そして海外ツアーに向けても着々と準備を進めている。


■劇団 子供鉅人
2005年、代表の益山貴司、寛司兄弟を中心に結成。「子供鉅人」とは、「子供のようで鉅人、鉅人のようで子供」の略。音楽劇や会話劇など、いくつかの方法論を駆使し、世界に埋没している「物語」を発掘するフリースタイル演劇集団。路地奥のふる長屋を根城にし、演劇のダイナミズムに添いながら夢や恐怖をモチーフに、奔放に広がる幻視的イメージを舞台空間へ自由自在に紡ぎ上げる。また、いわゆる演劇畑に根を生やしている劇団とは異なり、劇場のみならずカフェ、ギャラリー、ライブハウスなどで上演、共演したりとボーダーレスな活動を通して、無節操に演劇の可能性を喰い散らかしている。
2007年夏には、フランス、ベルギー国内を中心に、大阪のバンドとともにツアーを敢行。小劇場、映画館、クラブ、倉庫など様々な場所で十数回の公演を挙行し、現地の演劇人やミュージシャンらと交流しながら作品作りを進めた。現地の観客から「ダダ歌舞伎」と呼ばれ、ある男の悲喜劇を台詞を使わず音楽と動き、ダンスで表現した。
また、同年末には、ジャンルを越えた新しい舞台芸術の可能性を秘めた新進アーティストを発掘する企画、第一回「CONNECT芸創精華」にて優秀劇団に選出 (選考委員は、後藤ひろひと、谷口純弘、服部滋樹、東野祥子、ヤノベケンジ<現代美術作家>)され、精華小劇場にて『157』を上演。好評を得る。今年9月、水都大阪2009会場内「つかの間レストラン」にて『157』を再演した。
最 近では、子供鉅人の女優・BABがFUJI ROCK FESTIVAL '09に、エレクトロニカ雅楽ユニット・Harp On Mouth Sextetで出演したほか、俳優・益山寛司がダンサーとして渋さ知らズのライブ、BABY-Qのパフォーマンス、田川朋子のファッションショーに参加する等、メンバー個々人も興味の赴くまま多岐にわたり自由な活動を行う。