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AUDI. presents THEO PARRISH

■THEO PARRISH (Sound Signature)
ワシントンDCで生まれ、後にシカゴでラリー・ハード、リル・ルイス、フランキー・ナックルス、ロン・ハーディー等のオリジネイターらの洗礼を受けたセオ・パリッシュは、94年に移住したデトロイトのシーンを、盟友ムーディーマン、ノーマ・ジーン・ベル、マリック・ピットマン、リック・ウィルハイト、 アンドレスらと共に築いてきた。97年に自らのレーベル"Sound Signature"を立ち上げ、 英Peace Frogからアルバム『First Floor』、Sound Signatureからアルバム『Parallel Dimensions』やThe Rotating Assembly、TOM Project、3 Chairs等、名義や編成を変え、実験的ながらブラックネス溢れる作品を多数残している。かつて、Kansas CIty Art Instituteではサウンドスカルプチャーを専攻するなど、その作風から知的且つ前衛的なクリエイターの印象が強いセオであるが、いいと思う音楽を予測不可能な選曲と絶妙のミックスで仕上げるそのDJスタイルは、精力的に発表されるミックスCDやウェブ上でも聴くことが出来る。DJスピナも昨年のインタビューで彼のプレイに触れており、「テクニカルな面を含めて、DJというものがどういうものかしっかり理解している人」と評し、敬意を表明するほどである。
http://www.myspace.com/soundsignature

"Love of the music should be the driving force of any producer, performer or
DJ. Everything else stems from that core, that love. With that love,
sampling can become a method of tasteful assembly, collage, as opposed to a
creative crutch, plagiarism. Using this same understanding openly &
respectfully, can turn DJing into spiritual participation. It can turn a few
hours of selection into essential history, necessary listening through
movement." (Theo Parrish)

「音楽への愛」こそがプロデューサー、パフォーマー、DJ達の原動力であるべきだ。
この想いがあれば、サンプリングという方法は、盗作でもなく、音作りへの近道でも
なく、個性あるの音のコラージュになる。それと同じ理解と想いを持つことにより、
DJもまたスピリチュアルな行為となり得る。数時間分の選曲が、本質を伴った歴史の
物語となり、動きを伴った音楽体験となる。 (セオ パリッシュ 訳:Yuko Asanuma)