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gift (N)

●Someone Else


[FOUNDSOUND RECORDS from PHLLADELPHLA US]アメリカ、フィラデルフィアを拠点にDJ/プロデューサー/ライブアクトとして活躍するSomeone Else、ことSean O’Neal。流れるようなグルーヴと、繊細でありながらもユーモラスなそのサウンドのルーツは、音楽一家で生まれ育ち、祖父、父親と共に過ごした幼少期にあるという。高校で音楽の教師を務め、かつてはベーシストとしてBill Hailey、Cometsと活動していた祖父。ロックバンドで5、60年代に活躍した父親のもと、Seanはコーラスやミュージカルに参加し、充実した幼少期を過ごす。そして、当時祖父、父親と共に見聞きした、部屋中の様々な物体を叩きながら音楽を作りあげるSpike Jonesの作品が、自身の作品に大きな影響を及ぼしているという。プロデューサーとしてのデビュー当初はDarla、Morr Music、Endorphinといったレーベルからelectro popをリリースしていたSeanだが、90年代終盤にOrb、Plastikman、King Tubby、Matthew Herbertといったアーティストの影響を受け、次第にtechno/houseに傾倒していく。特に、かつて祖父、父親と見聞きしたSike Jonesを彷彿とさせるHerbertの自然音と電子音を組み合わせたスタイルに魅了されたSeanは次第に独自のminimal technoを追究して行く。98年にJay Haze、Bjoem Hartmannと共にレーベルTuning Sporkを立ち上げ、フィールドレコーディングを基調としたダンスミュージックを創るようになり、やがてMiskate(Kate Iwanowicz)とSylvain Takerkartと共に立ち上げたレーベルFoundsound/Unfoundsoundは今日、そのモダンなミニマルサウンドで世界中のマニアを魅了している。自身のレーベルは勿論、Mo’s FerryやKixkboxer、Sender、Alphahouse、MuleMusiqなど数々のレーベルから数々のリリースを重ねていることからも、Seanのプロダクションスキルの評価の高さが伺われる。また、06年にはGroove Magazineの年間ベストアクトの1人として選ばれるなど、ライブでの評価も高く、これまでにFabric(ロンドン)、Rex Club(パリ)、Panorama Bar(ベルリン)、Yellowなど、世界各地の有名クラブで強力なライブセットを披露してきている。楽曲制作以外の経験も豊富でありフィラデルフィアやニューヨークでMagda、MatthewDear、Sammy Dee、Geoff White、Jeff Milligan、Daniel Bell、Dinkyらとパーティをプロデュースする一方で、XLR8Rなど、各種音楽雑誌で記事を掲載するなど、音楽ジャーナリストとしての活動も行っており、表舞台、裏方を問わず、シーンの牽引役を担っている。


http://www.myspace.com/47584071


djmix 音源http://soundcloud.com/boxer-recordings/someone-else-dj-set-in-nl


 


●yoshiki


90年代中盤に地元大阪にてDJとしてのキャリアをスタート。当時から現在クリックテクノやミニマルハウスと呼ばれる先駆的な存在と指向を持ったテクノをプレイし、徐々にヨーロッパのクラブシーンへの関心が高まり、2003年にベルリン、ロンドンへ留学という名目で現地のクラブへと飛び込む。同時期にトラック制作も開始し現地のクラブで培った感性をDJや作曲にちりばめ、帰国後、海外アーティストとの共演のみならずアンダーグラウンドで活躍する国内DJ、パーティー、またパーティーに来ている人々と共にフロアで音楽を楽しみ、彼自身が海外から持ち帰った自由に音楽へ向き合うという精神を貫いている。重く低い、淡々としたダークなトラックを着々とミックスする中にポップかつトリッキーな遊び心も持つプレイスタイルは本人の中に潜む独自な世界観、また彼自身の思う枠に捕われる事の無いテクノという物への執着心をそのままに表現している。


http://www.myspace.com/yoshiki808


 


●LYOMA


abend主宰。1998年から2007年まで活動の拠点をドイツの首都ベルリンに置き、市内の様々なクラブやドイツ国内の各都市を中心にキャリアを積む。


http://www.der-abend.com


http://www.myspace.com/abendklang