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DRUM & BASS SESSIONS 2010 "DRUM & BASS x DUBSTEP WARZ"

デトロイトのMoodymanに対するUKクロイドンからの回答、そして"ゴッドファーザー・オブ・ダブステップ"と称されるDJ Hatcha (DJハッチャ)が遂に待望の初来日!そしてブルックリンの大御所ラッパーJeru The DamajaやThe QemistsのゲストボーカルのJENNA GをフューチャーしたアルバムWarrior Soulを引っさげてKABUKIがDBSにディーヴァJENNA Gと共に帰還!X'mas スペシャル開催!


 


●DJ HATCHA (Kiss FM, Sin City Recordings, UK)


ダブステップの発祥地として知られる南ロンドン、クロイドンの伝説的レコードショップ、Big Appleでバイヤーを務め、90年代後半からUKガラージのDJとして海賊ラジオ局で活動したDJ HATCHAは、EL-B、ARTWORK、HORSEPOWERといった地元のプロデューサー達によって生み出された新しいダークな2ステップ・ガラージの潮流を逸早く取り上げる。新鋭のBENGA、SKREAMも交えたその新型サウンドはダブステップへと昇華し、01年に始まったパーティー、ForwardでHATCHAはレジデントDJとしてダブステップ推進の原動力となる。また初期から自らプロデューサーとして"Dub Express"、"Highland Spring" (w/BENNY ILL)の作品を発表。04年にはシーンを代表するTempaからMIX CD『DUBSTEP ALLSTARS: VOL.1』をリリースし、ダブステップとHATCHAの存在を内外に知らしめる。その後も『DUBSTEP ALLSTARS: VOL.4』 (06年:Tempa)、『10 TONS HEAVY』 (07年: Planet Mu)でドンの貫禄を見せつけ、やがてMC CRAZY DとのコンビでKiss FMに迎えられ、ウィークリーのラジオショーを手掛ける。また09年には自己のレーベル、Sin City Recordingsを立ち上げ、レーベルナイトも開催している。最新リリースは"Gang Green" (Sin City)、"Dirty Tek/Dark Claps" (Special Branch)。


 


●KABUKI (Precision Breakbeat Research, Liquid V, Germany)


フランクフルト近郊出身のKABUKIことヤン・ヘニッグはドイツが誇るD&Bプロデューサー/DJの一人。クラシックのバックグラウンドを持ちウィーンの音楽学校でジャズを学んだ彼は、その後ヒップホップに触発され、ブレイクビーツの実験を開始。彼の関心はジャングルに向かい、仲間のMAINFRAMEと制作を重ね、'96年InfracomレーベルからMEGASHIRA名義のアルバム『ZERO HOUR』を発表、また自分達のレーベル、Precision Breakbeat Researchを発足し、MAKAI名義で精力的なリリースを展開して行く。「攻殻機動隊」のサントラをモチーフにした名作"Beneath The Mask"を収録した'98年のアルバム『MILLENNIUM』、'00年の『STEALTH』はメカニスティックな鋼鉄ビートと電子音響でジャーマン・エレクトロ・ミュージック史に残る傑作となる。'04年、KABUKI名義による初アルバム『SIGNAL TO NOISE』を発表、CLEVELAND WATKISS、VIKTER DUPLAIX FAT JONらをゲストを迎えたフリー・テンポで、スムース&ソウルフルな新境地を開く。そして'06年、名門V Recordingsのサブレーベル、Liquid Vからリリースされた"Beyond Words/Trailblazer"がフロアーを席巻、またJENNA Gと"Pleasure Ride"を共作。そして2010年待望の2ndアルバム『Warrior Soul』を発表し、今まさにD&Bシーンの最前線で熱い注目を集めている。


 


●JENNA G (Bingo Beats)


マンチェスターで生まれ育ったJENNAは、パーカッション奏者の父とシンガーの母を持ち、少女時代からエラ・フィッツジェラルド、コール・ポーター~ソウル、ロック、ポップス等、様々な音楽を愛好し、ゴスペル・コーラス隊で歌を始めた。14才からラジオDJを始める等、ローカル・シーンに台頭した彼女は16才で6人組ヒップホップ・グループ、SUBLIMINAL DARKNESSにMCとして参加、クラブやフェスティバル出演でススキルを磨く。やがてマンチェスターの人気クラブ・パーティー"Eardrum"のレジデントMC/シンガーとなり、毎週土曜にバンド、DJ/MC達とヒップホップ、ドラム&ベース、ブレイクス、レゲエ等々、百戦錬磨のセッションを重ねる。2000年、彼女はDARRENと2Dによるドラム&ベース・ユニット、FUTURE CUTと出会い、01年にGOLDIEのMetalheadzから"Obsession"をリリース。間もなくJENNAのヴォーカルをフィーチャーした彼らはUN-CUTと改名し、ホワイト・レーベルから発表した"Midnight"は1万枚を売り尽くし、メジャーからも一躍注目を集める。そして彼らはWEAと契約、'03年にUKガラージ、ダウンテンポ等、幅広いアプローチを見せるアルバム『THE UN-CALCULATED SOME』をリリースした末に解散。JENNAはセッション・シンガー、作曲を続けつつTVドラマでの女優としての活動、またBBCラジオのDJに抜擢される等、多才ぶり発揮する。そんな彼女の才能に惚れ込んだのがドラム&ベースのトップ・アーティスト、ZINCであり、JENNAは彼のレーベル、Bingo Beatsとアルバム契約を交わす。そしてドラム&ベース・シーンの精鋭プロデューサー達とのレコーディングが続けられ、06年4月、遂にJENNA Gの1st.アルバム『FOR LOST FRIENDS』が発表され、大反響を呼んでいる。まさにスーパー・ディーヴァの誕生である。