EVENTS

縄文まつり

今から約1万6500年前から約3000年前、日本列島には独自の文化を持った人々が住んでいました。その頃の遺跡からは人を殺す武器は見つかっていません。1万3000年もの間、平和の中に暮らしていました。平和な1万年は我々が想像するよりはるかにゆたかで人々の精神性、芸術性は高く、霊性に満ちた調和の世界の中に生きていました。
いつも自然とともにあり、プリミティブでシンプルなライフスタイルは円形の集落跡からもわかるように、調和に満ちた、すべてを分かち合う、所有のない世界だったのでしょう。
国も無く、国境も無く、民族の違いも無く、男女の優劣もなく、あるのは、空と、森と、山と、川と、海と、太陽と、月と、星々、そして風。
すべてに生命(イノチ)があり、結ばれている。

大地からまっすぐ空に伸びる麻で編まれた縄は「寄り代」にして、モノに「イノチ」を繋ぎ、結ぶ。それが文様となり、宇宙の躍動を産む。躍動は振動となり「音」を産みます。

縄文の人々は宇宙が振動していることを知っていました。
宇宙の振動は太陽や、月や、大地のリズムになり、人々はそれを奏でました。
歌は、人を他の人々や、動物、木々、波と同調させ、宇宙の写し鏡のごとく空に響きわたります。

「わ」になって踊り、歌い、イノチを喜び、イキました。

そして、確かにその振動は、我々の中に流れています。

消費される音楽ではなく、魂を揺さぶる歌、リズム、旋律。消費される食べ物でなく、しっかり自分の身体になっていく食事。消費される服ではなく、身体の一部となり魂が喜ぶ衣。

「縄文まつり」は太古の昔から流れる、平和で愛と調和に満ちた時代の魂を思い出す祭。
誰もがもっている、太古の記憶。それが呼び起こされる祭。
太古から続く、大きなわっかの中でまわっていることに気づく祭。

風が産まれます。

「すべてはわっか、まわるるる・・・・・・」

http://www.jomon.me

■OPEN 9/30 18:00~ 10月1,2日 9:00~21:00