シカゴハウスのムーブメントが生み出した産物は数あれどDerrick L. CarterとLuke Solomonは最大の収穫といえるアーティストだろう。セカンド・サマー・オブ・ラヴ以降のシカゴ第二世代が注目を集め始めた90年代半ばに出会った二人はレーベル[Classic Music Company]を設立。DJ Sneakなどの同郷のみならず、イギリス人であるLuke Solomonの特異な音楽性と繋がりを活かし、ヨーロッパで活躍しているRadio Slave(Rekid名義)やHerbertなど癖の強い作品もリリースしている。シカゴのスタイルを継承しながらも、新たなハウスの可能性に挑戦しているアンダーグラウンドに真摯なレーベルだ。当初からの公言通り、設立から10年が経ち、リリースが100タイトルを迎えたタイミングで、一旦レーベルを閉めたものの、後の2011年に突如として再始動を発表。同時にレーベル・ショウケースとなるパーティーClassic Is Your Friendも各地でスタートさせ、再びClassic全盛期の輝きを放っている。ここ日本でも遂にelevenのアニバーサリーに合わせて初上陸。Derrick L. CarterとLuke Solomonが生み出すであろう強烈なコンビネーションを想像しながら、祝祭の日を待つことにしよう。
Text by Yoichi Oyama (PRIMITIVE INC.)
- DATE:
- 2013-02-16 SAT
- OPEN:
- 21:00
- VENUE:
- eleven
- PRICE:
- ¥4000
- LINE UP:
- [DJ] Derrick L. Carter(Classic Music Company/from Chicago), Luke Solomon(Classic Music Company/Freaks/from London), DJ Kensei(Coffee & Cigarettes Band)
[The West Azabu House Syndicate Lounge] Kikiorix(TRESVIBES), DJ Pi-ge(Pan Records/TRESVIBES), yoshitaca(Fasten Musique), YOSA×SHU OKUYAMA(Classic Music Company), MASAKATSU.S(IMPATIENT/MODER) [Food] Mitsuo Curry