DipAura 90th ～ Superior Dark Matter ～

DipAura 90th 〜 Superior Dark Matter 〜
宇宙は未知の玉手箱！

90回目の背中を押してくれたHeavysick zeroにまずは感謝を。ここまで回数を重ねてこられたのは、スペースを提供してくれたvenueあってのこと。思えば当時まだ新宿にあったRockwestに始まり、渋谷Rockwest、短命だったけれどおあつらえのスペースだったISM、季節毎に思い出深いオッパーラ、一回きりとはいえイハールコネクトとマニ・ノイマイヤーのライヴもやったColors、ロックなアングラ感が面白かった新宿Club Doctor、わざわざDJとVJのブースを入れ替えてやっていた（笑）渋谷CRAWLと、DipAuraはvenueとヒトになんと恵まれていることか。

今回はHeavysickからもヒントをもらい、立ち位置も経歴も異なるDJたち大集合となりました。R1ことリッチーは、90年代初頭から遊んでいたテクノ・ピープルには忘れられないDJ。しばらくDJからは離れていたけれど、昨年秋に体験した彼のプレイは大風呂敷ではない広さと繊細さ、なによりしなやかに踊り続けられる良きトランス。クラシックではなく今の音で、今のやり方で、そしてリッチーの流儀でどこまでも踊らせてくれるはず。

実はそんなリッチーからダンスDJとしての手ほどきを受けたというのがULUことタテヤマくん。彼とは結構長いつきあいになるけれど、まさかリッチーという魔法使いの弟子だったとは！ ここのところ自作シンセでのライヴが多かったULU、この日はがっちりDJでやってくれます。

そして今回のラウンジはまったくラウンジらしくない、強烈な連中に揃ってもらいました。気は優しい（多分）けど強面風な男子3人と、優しげだけど頑固でハードコアな女子2人という取り合わせ。

誰よりも黒いと自負するKILLER-BONGに千葉をベースに狼煙を上げているKURIの白熱フリースタイルはどんなだろう？ ウェストサイド・フリーダムの仲間でもあるWANG-GUNGもきりりと褌締めてかかってくるはず。とくると、あまりにガチな男組状態が予想されますが、そこはDipAura。自然体が火星人なUECHIは自分の世界を編み上げてくれるだろうし、男組以上に男前なハードコアの盟友HIROMI嬢はなにをやらかすかまったく読めません。相当なことになりそうなB2Fですね、ドキドキしますね。

それぞれのダークマター全開、袖触れ合うも多生の縁を地でいくDipAuraをお楽しみあれ！