about RICE :
私は初めてRICEに行ったときから、RICEのHEADSだ。
東京に住んでいる私はMAGOに遊びに行くのも名古屋に降り立つのも初めてで行く前からとてもワクワクしていた。
MAGOに着き、エントランスを抜けフロアに進むとtanukeepがDJしているのが見えた。
早い時間なのにも関わらず、フロアにはすでに沢山の人がいた。
まずMAGOの音の良さに感動し、着いてからドリンクも買わず、
荷物もロッカーにいれず、1時間半はひたすら夢中で踊っていた。
少しずつビルドアップされていくフロア。
私はMAGOに着いて1時間で完全にハメられていた。周りを見ると、同じように各々が楽しそうに踊っている。
徐々に徐々にフロアに一体感がうまれていた。
そのとき私は今夜絶対に良い体験が出来ると確信した。
そしてその予想は的中。
フロアの客たちがtanukeepとGに完全に体を委ね、淡々と続くミニマルなグルーヴにキープされ続け、そして時にいたずらに時に確信的にしかけてくるトラック。
そしてそれがバッチリハマり、それを全身で感じながら、踊る多幸感。。そのときのフロアの一体感。。
「ヤバい」しか言ってない。。。
これぞパーティ。。。!!
私は恍惚とはまた違ったなんとも言えない感情を噛み締めながら、最後の最後まで踊り騒ぎ続け、それは本当に一瞬の出来事のようだった。
その後2週間は余韻に浸っただろう。
それからはもう完全にRICEのHEADS。
今日に至るまでほぼ毎回東京から名古屋まで通うこととなった。
RICEにおけるMAGOの存在はとても大きいに違いない。
いつ遊びに行っても常にあたたかく迎えてくれるMAGOのスタッフや名古屋のFREAKS。
県外からの客も多いのはそれが理由だろう。
ドリンクが¥500なのも魅力のひとつだ。
そして音の良さ。どの場所で踊っていても決してぶつかることのないクリアなサウンドは、ノンストレスで踊り続けることができ、MAGO独特の鳴りというものが存在する。
違うパーティでは早い時間にかかるような地味~なトラックがRICEではピークタイムでかかり、素晴らしく盛り上がったり(というかズッパメられたり)する。全く違う聴こえ方なのだ。
tanukeepとGの音の出し方、選曲のセンス、繊細かつ時に荒々しいファンキーなミックスは
時にゲストを超える程圧巻である。
MAGOでしか、センスの塊のようなtanukeepとGのパーティRICEでしか、メイクしえない瞬間を何度私は体験させてもらっただろうか。
名古屋は東京にあるクラブほど気軽に行ける距離ではない。交通費もかかるし、時間もかかる。
が、今までRICEに来て後悔したことなど1度もない。
それだけ素晴らしい瞬間がそこには存在する。
そしてこれからも私はRICEに足を運ぶだろう。その素晴らしい瞬間を求めて。
text by tropi
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