コンピューターをベースとした音楽には、刺激的な音響特性をもったものが非常に多い。ソフトウェアによるシンセサイザーやサンプラーの普及による効果と考えられ、恩恵を受けている。ただし、あまりに正確すぎるシーケンス制御に支配されると、リスナーとして気持ちよいと感じるアウトプットを出すことが、難しいことがままある。
この課題を解決するにあたり、人の手を介在してのランダム性を加えたパフォーマンススタイルと、コンピューター/ソフトウェアによる技術を融合させるととにより、人のランダム性を起因とする気持ちよさを効果として得ることができる。
この気持ちよい“ランダム性”を理論式化できる可能性のあるものとして1/fゆらぎが研究されている。
デジタル機材を操るプレイヤーとDJにより1/fゆらぎの体現を目論む。
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