「多様性が陶酔を紡ぎだす日独テクノサミット」
Berghainの元レジデントMarcel Fenglerが1年ぶりの来日。彼のDJセットは、深く潜りこむベースラインと重厚なキックが支えるグルーヴ、その上に散りばめられた執拗なまでに鼓膜を掻きむしる電子音を特長とし、延々と続くような陶酔空間を生み出すことで数々のフロアを興奮の渦へと巻きこんできた。硬質なトラック一辺倒ではなく、包み込むような柔らかい展開を作るミックス構成により、広範なオーディエンスを虜にしてきたDJであるだけに、Studioフロアが誇る強力なサウンドシステムでのセットに期待が高まるばかりだ。The People In Fog名義でリリースした「Higher EP」がスマッシュヒットを記録中のDJ Sodeyamaと、The LabyrinthのレジデントであるSoという相性抜群の日本人勢とともに生み出す一夜の流れにも注目したいところ。Contactフロアでは自在の低域コントロールで定評のあるKabutoを筆頭に、Studioフロアとは一味異なる極上ハウスグルーヴが味わえる。
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