視野と関係ない話ですが、20代の中頃、新宿の映画館でアルバイトをしていました。
あまり賑わっていない時間帯のがらんとしたロビーに響く映画の音が好きでした。
素晴らしい映画もつまらない映画も壁のフィルターとロビーの反響で独特のこもった音になる。
その音を聞きながら受付で本読む。
何度も怒られましたが全くもってやめられない、幸福な時間でした。
エンドロールが始まる数分前、建物のガラス扉を開けます。
新宿の喧騒と漏れ聞こえるどこかの国の映画の音が交わる時、一瞬どこに自分がいるのか分からなくなる。
そして街にBGMなんていらないなと思うのです。
視野の話をします。
日曜日のパーティーが好きです。
あれだけ踊らせておいて、あっさりと終わってしまう。
明日のことは置いておいて、一先ずひたすらに音に浸ってみたくなる。
一先ずひたすらにお酒を飲んでみたくなる。
日曜の夕方、音と言葉と体を溶かしてみたくなる。
若干人生なんてどうでもよくなってみる。
今回も日曜日の夕方、32016です。
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範宙遊泳/さんぴんの福原冠による企画・視野。
今年もゴールデンウィーク最後の日に開催されます。
馴染みのDJ陣に加え、三軒茶屋・天狗食堂などを中心に夜毎事件を起こし続けるWAcK WAcKからITAKO BOYZ。
独自の視点で世界を切り開き続ける猫道、そして大島健夫。
踊るように描き、描くように踊り続けるAokidが参加。
心地の良い混沌で東京の地上4階、音と言葉と体が溶け合う時間と空間になることでしょう。
日常の最果てでお待ちしています。
[Web]
http://shiyaindigo.tumblr.com/
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