現行のテクノ・フリークでも彼女の名前を知っている方は少ないと思います。それもそのはず、楽曲制作やレーベル運営などは一切行っておらず、彼女のDJを体感した人々による口コミのみでBerghainやOrganik Festivalなどの数々場でプレイする機会を与えられてきた現場叩き上げ、まさに正真正銘のDJです。
ここ名古屋では、Black CreamのレジデントであるPIGEON RECORDSのHATTORIがプレイした(今月もプレイする)://about blankでベルリン移住後のデビューを飾り、その後レギュラーDJとして何度もプレイしてきたということで、どれほどの実力の持ち主か想像できるかと思います。
Melt! FestivalやDekmantel Festivalなど出演からこれから益々大きくなり、地方でのプレイは困難になるかもしれません。
この機会をお見逃しなく!!!!
Dr. Rubinstein
本名Marina Rubinstein。ロシア生まれイスラエル育ちのMarinaが初めてテクノに夢中になった場所はダンスフロアだった。彼女は故郷の一つであるテルアビブで自らを "Real Raver" だと宣言、幾度ものパーティーの日々を経験した後、「音楽さえ適切なものであれば、人は何にも心を捉われることなく踊り続けることができる」という気づきを得て、人生を捧げるものはこれだと確信するに至る。 彼女はDJを心から愛していながら、同時にDJブースにいる時でも、心は常にダンスフロアの中にあり、スペシャルなフィーリングをダンサーたちとシェアすることにひたすら注力する。アシッドサウンドに対する屈託のない愛情と陽気な性格、そして何より彼女自身の冒険的な精神こそがRubinsteinの魅力であり、それらが結実したものが彼女を他には見られない特別なDJたらしめている。Dr. Rubinsteinはここ数年、ベルリンを拠点に://about blankなどのクラブでレギュラーDJとして活動していたが、2016年6月にリリースしたRA Podcastが話題となり、Sonar 2017へのMarcel DettmannとのB2Bセットでの競演、Oval Space Londonでのレジデント就任、Dekmantel 2017 Amsterdamへの出演などを経て、世界各地のさまざまな現場へと、活躍の場を確実に広げている。