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mano a mano

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『Chee ShimizuとToreiが描く未開の楽園』

Chee Shimizu、Torei、この二人にいくつかの共通点と、双方の化学反応がもたらす芳醇な音楽空間への大きな期待を見出すファンは多いかもしれない。今や世界的に著名な選曲家/レーベルオーナーとなったChee Shimizuの宇宙は、ジャズやエクスペリメンタル・ディスコ、コズミック、レフトフィールド、ワールドミュージックからジャーマン・テクノまで、ジャンルでくくることは不可能と言っていい。ただ、取り上げられるいずれのトラックにも音楽の大海を旅したものだけが捉えることができる形而上的な多幸感と際立った輝きを見て取れる。そのDJセットには楽曲を単体で捉えた場合には見られない息吹が、強い芳香を放って開花されている。今年2月に自身のレーベル〈Set Fire To Me〉を始動させたToreiはレーベルワークでもみせる、レゲエ/ダブをバックグラウンドに持つエレクトロやハウス、ときにスロートランスにまで発展する、多国籍音楽と電子音楽の融合は他に類を見ないほどにフレッシュな幻覚性をみせる。両雄に共通する、ジャンルにとらわれずに音楽の核を繋いでいく作業は、通常クラブでは味わうことができない深い音楽体験と快楽を与えてくれるものになりそうだ。
今回のmano a manoではContactフロアの構成も大いに注目される仕掛けだ。世界中の音楽を飲み込みながら自身のファンクネス、クールネスを生み出したUFOの矢部直もメインフロアの両名とは違う方向への追及を続けたトップアーティストと言っていい。初登場のVinyl Youthクルーがレコードの音への愛をもってくり広げるコズミック、バレアリック等と、ディープ・ディスコユニットkon & y.との音楽交換から発生するサイケデリア、加えて名店newtone recordsスタッフAkieなど、この日のContactはメインフロアとの親和性を持ちながらも強烈な二面性をみせる。さらにFoyerフロアにもDJ Emerald、Naotsunによる極上のラウンジスペースが出現する。
まだ音楽ファンが形容しきれていない前衛的にデザインされる音楽を、低域爆音とは違ったいい鳴りで隅々まで堪能してほしい。

Open 10PM
¥1000 Under 23
¥1000 Before 11PM
¥1500 GH G Members
¥2000 GH S Members
¥2500 FB Discount
¥3000 Door