『踊ってばかりの国とHAPPYが謳う自由賛歌』
「今踊ってばかりの国が鳴らすべき音は自由だと思いました。誰かの孤独な夜をこの楽曲が切り裂いて飛んで行く事を祈ります」。昨年7月、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う大幅な活動の制限と世界の情勢をうけ発表した「orion」に対するコメントでヴォーカルの下津はこう語っている。
大型フェスティバルの常連でありながらも、その中で圧倒的な幻想空間を解放させてきた“踊ってばかりの国”と、テキサスSXSW出演も含めたUSツアーの成功やSUMMER SONIC等の国内フェスへの出演を重ねる“HAPPY”のツーマンが決定した。昨年1月に発表されたアルバム「私は月には行かないだろう」では、メランコリアと慈愛、情緒がうずまく途方も無い精神性の深みと、踊ってばかりの国特有の緻密かつ複層的でいて幻想的なサウンドを披露し、変遷を重ねてきたこのバンドの到達点を感じさせる音楽の快感の極致を世に示した。60年代後半からのアメリカや、70年代のロンドン、90年代のグランジといった巨大なロックムーブメントを反映させながら自由のサイケデリック・ロックを鳴らすHAPPYは、最新アルバム「HIGH PLANET CRUISE」に至る経緯で見せてきた、退廃的で甘美なツイン・ヴォーカルや直接的に響くギター、トリッピーなシンセや独創的なベースラインなどを通してインスピレーションの音楽化を成功させてきた。この二組の対バンの絶妙な相性が創る空間はあまりにも感情的で非現実的、さらにはローコストに思える。
彼らのサイケデリックと生々しさが出す音楽が、今の時代いろいろな人の糧となり得ることを信じてやまない。
Open 4PM - Close 9PM
¥2000 Under 23
¥2500 (+1 Drink ¥500) Advance
¥3000 (+1 Drink ¥500) Door
ご入場時に別途ドリンク代500円がかかります
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