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解体新書

『電子音楽の到達点と調和の交差点』

先鋭的な電子音楽に焦点を当ててきたRomy MatsとVJ Camelによるパーティ解体新書が約11ヶ月ぶりにContactで開催。
Studio Xには、今年1〜2月に“残像”をテーマにしたエキシビションLAG-EDを開催したり、8月のFUJI ROCK FES.では全く新たなオーディオヴィジュアル・プロジェクトFINALBY( )を披露したりと、勢力的な活動を見せているBOREDOMSの∈Y∋(山塚アイ)が登場。予期せぬパフォーマンスや作品性で、この約40年間、シーンに恒久的に刺激を与えてきた氏による久々のクラブでのパフォーマンスは必見である。
そして、太鼓芸能集団・鼓童とのコラボを納めた豊田利晃監督の映像作品『戦慄せしめよ』を経て、更なる注目を集める現代音楽家・日野浩志郎によるソロプロジェクトYPYは、自身の2019年作『Be a Little More Selfish』や、コンサートピース『GEIST』などで協奏してきた気鋭チェリスト・中川裕貴とのデュオパフォーマンスを東京初披露。グルーヴを再構築するレフトフィールド・チャンバー・エレクトロニクス。こちらも全くの新感覚で、じっくり愉しんでいただけることだろう。
さらに、『解体新書』が6月に始動したレーベル〈KTSNS〉からEPを発表したサウンドアーティストのSaskiaが新たなセットアップでライヴを披露。DJには、本パーティーが信頼を寄せる二者 ── 今年は〈Bokeh Version〉からVR作品と紐付く作品を発表し、また〈Undercover〉の最新メンズコレクションのショー音楽を担当するなど常に目が離せないMars89と、都内でのギグを着実に増やしながら目下躍進/成長中のASTMAが登場する。

起伏激しく展開するであろうStudio Xに対して、Contactは、緩やかに、しかし引けを取らない程にフロアの熱量をあげて掴んでいく、そんなストーリーが既に垣間見える空間となっている。
何より先ずは、今回が『解体新書』に初出演となるErik Luebs。毎月1曲を自身のBandcampページで発表する『Cycle』シリーズで、国内外のテクノ〜エレクトロニック・フリークを虜にしているプロデューサーは、自身の多彩なサウンドパレットでダンスグルーヴを紡ぐセットを披露する。
そして、過去のパーティーでハイライトを生み出した3人のDJが『解体新書』に待望のカムバック。先鋭的な選曲で強固なグルーヴを築き、一目すれば身を委ねることができる名うてのDJ・AKIRAM EN。関西の名店「Newtone Records」のバイヤーとしての確かな経験と感性で、確かな特異性をみせるAkie。現行アフリカ電子音楽を解釈し伝播する先駆的DJクルーのTYO GQOMの一員であり、その中でも新進のUKベース/テクノとの折衷性に長けているK8。加えて、地元の熊本で『EVEN』などパーティーを主宰してローカルコミュニティを牽引しながら、現在は東京で腕に磨きをかけている注目の新鋭DJ・Kentaroが初登場で、このフロアのオープニングを務める。

Open 10PM
¥1500 Under 23
¥1500 Before 11PM
¥2000 GH G Members
¥2500 Advance
¥2500 GH S Members
¥3000 GH Members
¥3500 Door