『トリプルGが推進させるフィジカルな夜』
TYO GQOMの実験場Extra G。今回は、パンデミックの影響で出演延期を余儀なくされた日本のゴルジェの神Indus Bonze、そして、もう一つのG、グライムの英才NODAと、TYO GQOMとの混和、それがもたらす高揚の限界を探ることがテーマだ。
KΣITO、mitokon、K8、Hiro “BINGO” Watanabe、DJ MORO、強烈な個性と高い音楽IQをもつ5アーティスト個々の活動と、TYO GQOMおよびメインレーベル〈USI KUVO Records〉での活動の往復は、このクルーの幅と奥行きを大きく広げている。エレクトロニクスの先端の追求と、アフリカ音楽を取り巻く根元の探求は、このクルーが無二の音楽集団として位置づけられる所以となっている。久々のフルメンバーでの音場の構築は、想像を超えてくることを期待せずにはいられない。今回のIndus Bonzeとの邂逅も、まさに自然から取り出した電子音楽を、目に見えるほどにフロアで実体化させるもので、この企みはTYO GQOMをもって初めて高い完成度で実現されることができるのかもしれない。UKグライムの雄Stormzyとの共演や、ロンドンMode Radioのレギュラーも務めてきたNODAの参戦で、上下左右前後徹底的にビートで遊ぶハイエナジーな時間が流れる。
TYO GQOMとIndus Bonze、NODA特有の緻密さは、物質的で肉感的、本能的な音場の構築を成功させる手段だ。細胞と呼応するゴム、ゴルジェ、グライムが危険なまでにフィジカルで熱い夜を繰り広げる。
Open 8PM - Close 3AM
¥1000 Under 23
¥2000 Close
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