『変質したテクノが描く危うい享楽』
ラインナップした5アーティストはいずれも、目まぐるしく進化するエレクトロニクスの先端を捉えながらも、自身の本能に従って興奮を誘発させるフィジカルな勘を見て取ることができる。この夜は、それぞれのシグネチャーサウンドをテクノに傾倒させて、時間の軸を危ういまでに歪める炎夜が繰り広げられる。
今回のゲスト、CELTERの高熱のエクスペリメンタルと4人のレギュラーメンバーとの摩擦熱は、この夜を危ういまでの極致へと導くかもしれない。コンポーザーやプロデューサーとしても知られるLittle Dead Girlは、モダンなハウスなどバウンシーなサウンドに素地がありながらも、その膨よかな音像の比重をテクノに置き変えたとき、サイケデリックな側面をみせる。それは、アシッドやエレクトロ、レフトフィールドに、刺激的なカルチャーの風景を内包する、フィジカルな音像を映すアンダーグラウンドの看守Mari Sakuraiとのあまりにもスリリングなセッションを期待させてくれる。さらにMari Sakuraiと共演を重ねてきた、ユニットAutomated Controlの片翼Sryuや、アヴァンギャルドなサウンドで無尽蔵にドライブし続けるShinsuke Gotoなど、都内にホットスポットを発生させてきた信頼のレギュラーメンバーで迎える。
Roar(叫び)とMore(さらに)の交錯がうんだMOARが、魂のさらなる咆哮をもとめて現れては消える。
Open 10PM
¥1000 Under 23
¥1500 Door
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