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KNIGHT

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2022年もアメリカ大陸やヨーロッパ、アジアと日本を行き来する超多忙な一年を送った DJ NOBU。特別な空間を描く世界屈指の DJ として出演の依頼が殺到した。GONNO も同様に、アジア諸国へのツアーや、このパーティの翌々日に控える Berghain / Panorama Bar での Klubnacht への出演などの国内外からのリクエストに多忙で、DJ NOBU との貴重な共演のタイミングをとらえた。さらに、自身の電子音楽の更新を頑なに続けるサイエンティスト YPY と、特異なトラックをオルタナティヴに展開させる Akie といった、豊かな相互作用を期待させる四者が並ぶ。国内でつくり得る最も快楽的でモダンな空間は、年末の高揚とともに音楽による充足感を余りなく味わわせてくれそうだ。

この日は、WOMB 全体でフェスティバルの様相を呈する興味深い3フロアが形成される。
4F VIP FLOOR ではベースミュージックや、ゴム、アマピアノといったフィジカルなサウンドが激しく交錯。ロンドンから帰国した Changsie や、TYO GQOM のソウル mitokon、UK サウンドのエキスパート Frankie $ や、ビートメイクの才覚も併せる Keigo Okazaki など、膨よかなベースと弾けるビート、エネルギーに満ちたエモーションが描くバウンシーな空間は、メインフロアとの対比を見せながらも、それ以上に高い到達点を期待させる。

1F の WOMB LOUNGE では、悪魔の沼の Dr. Nishimura を筆頭に、9月の BOILER ROOM TOKYO では世界のリスナーを魅了した CALPISS、危ういまでに深化するエクスペリメンタルサウンド Celter や、昨今、さらにマッドな音楽性の開花させる Little Dead Girl など、メインフロアよりもさらに溶解をすすめたレフトフィールドサウンドの名手が、オーガニックな感触を織り交ぜた異様のサイケデリアを描く。

国内ツアー終了後、すぐにドイツへと旅立つ DJ NOBU をはじめ、頻繁な渡航や拠点を海外に置くアーティスト、そして、この錚々たるラインナップが一堂に会する今回のパーティが、胸が踊るほどに贅沢で、貴重な機会になることに念を押ししておきたい。