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Hyper Ambient Club 2023

“If it is hidden, it is the Flower, if it is not hidden, it is not the Flower”『秘すれば 花なり』という世阿弥の言葉は私たちが昔から隠されたものに想像力を掻き立てられ、眼には映らない向こう側を想像し愉しむ文化を持っていたことを表しています。この趣向は複数のエフェクトや重なったレイヤーが個人を匿名化する現代にも形を変えてみてとれます。いま多くのものが個人的な所有から共有される対象へと変化する中で、私たちの体もフリー素材の様に匿名化させそれを他人と共有し合うことで一時的に誰のものでもない新しい身体を作り出し、そこに発生する新しいダンスの形を探しています。 ユニセックスの服を身に纏う様に、他人の体と特異な時間を羽織り誰のものでもなくなった体は、その名前の無くなった先をどのように感覚させることができるでしょうか。

身体に生じる根源的な感覚に訴えかける斬新なスタイルで作品を発表し国内外・多方面に活躍の幅を 広げている若手振付家・ダンサーの敷地理による最新作。敷地は身体感覚が希薄化した現代でいかに強い現実感を身体にもたらせるかとの問いに基づき、メディウムとしての身体に無尽蔵にかつ鋭く切り込む作品制作を行う今ダンスシーンで最も注目を集める新進気鋭の若手アーティスト。 2022年5月にロームシアター京都にて上演した「Hyper Ambient Club」の新作として、名村造船所跡地という広大な空間で発表する。

チケットは以下のpeatixイベントページよりお買い求めください。https://hyperambientclub2023.peatix.com/