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TIME HOLE

Time Hole が GW に開催!奇才 John Talabot を招集し、一夜限りのロングセットを披露する。

スペイン・バルセロナ出身の John Talabot は Permanent Vacation や Young Turks などのレーベルから楽曲を続々発表し、気鋭として注目を浴びた。さらにキャリア初期の2009年から自らのレーベル Hivern Discs を運営し、現在に至るまでコンスタントにリリースを続けている。2011年には英インディロックのカリスマ The XX の楽曲でリミキサーに抜擢され、翌年には二組でツアーを敢行。2013年には名門!K7 Records の人気シリーズDJ-Kicks からもミックスをリリースした。さらに Studio Barnhus 主宰の Axel Boman とコラボレートした Talaboman としても、2017年にダンスミュージック界の記念碑的レーベル R & S Records からアルバムを発表するなど、これまでの実績は枚挙に暇がない。

上記の活動からはニューディスコやディープハウスの印象を持つ方も多いかもしれないが、近年になって John は DJ で表現する音楽のスタイルを徐々に変化させているようだ。Dekmantel などの大規模なイベントにも出演する一方で、ロンドンの Fabric における最重要人物 Craig Richards が関わる注目の野外音楽フェス Houghton にも連続して出演、さらに B2B のパートナーとして、アムステルダムの重要レーベル Kalahari Oyster Cult を主催する Rey Colino や、ウルグアイのテクノ・ミニマルにおけるトップ Nicolas Lutz との共演も行っている。さらに Unai Trotti が主催し Junki Inoue や Z@p もレジデントに名を連ねるロンドンの地下パーティー Cartulis にも度々ブッキングされており、これらの動きからは、彼がこれまで以上に先鋭的かつ現場主義のダンスミュージックを追求している姿勢が伺える。

2023年にアップされた Boiler Room x Sugar Mountain のミックスでは、彼がキャリアの中で表現してきたアブストラクトかつ陶酔感あるグルーヴを、よりダークでミニマル、そして疾走感あるトラックに乗せて出力しているので、ぜひ今の John Talabot を知りたい方はチェックしてほしい。5月の来日でも、00年代末から現在に至るまで一線で活躍しながら、進化を止めない John の新たな DJ セットを堪能できるだろう。

そして Visual では同じく主宰する映像クリエイティブ集団 REALROCKDESIGN がシーンをリードするにふさわしいスペシャルな演出を披露する。こちらも期待したい。