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Hirake Goma

『交雑した音子が織りなす、風来坊の浮遊休憩』

人気スケートボードブランドとのコラボレーションやフリーダムなアートワーク、数々のリミックスワークやEPのリリースなど、卓越した創造力を持つ異端集団〈Hole and Holland〉の主要メンバーでありながら、ワールドミュージックを当世流のモダンなサウンドに表現するレーベル〈SABI〉を主宰するMamazuによるHirake Gomaが、2回目を迎えた。
カナダのワールドミュージックレーベル〈Cosmovision Records〉とドイツの〈Urban Cosmonaut Radio〉をフィーチャーし、数々のダンスチューンを生み出してきた名手Kaoru Inoueを迎えた前回のラインナップとは打って変わって、今回はグリッチ、IDM、エレクトロニカの手法を用いてモジュラーシンセとビートを絡み合わせるトラックメイカー Nory Kimijima のライブパフォーマンスを筆頭に、国内在住アーティストでラインナップを固める。
サイケデリックなアートワーク、ダウンテンポなディープハウスをメインにトラックをリリースする〈Chill Mountain Rec〉よりAkira Arasawa、ストリートパフォーマンスを皮切りにビートボックスとハンドパン、ディジュリドゥの2ピースバンド「松本族」を結成、海外を拠点に活動した異文化や音楽のインプットからなる、身体直結のトライバルダンスミュージックを自在に操るREO MATSUMOTO、そして先導役のMamazuの4名で夜を明かす。夜が明けると、K.I.S.S.のSTILLMOMENTとVinyl YouthのDaichiが登場。3D (Detroit,Dance,Dig)のコンセプトを胸に、常にOne & Onlyグルーヴを追求している福島のダークホース STILLMOMENT と、悪名高い神奈川のOppa-Laでの経験やパーティコレクティブVinyl Youthとしての経験値に裏付けされたスキルで、若手注目の実力派DJであるDaichiがリードする朝方のフロアには心躍る。

根底にある有機的な音楽への渇望や希求、浪漫を残したまま、過去の文明と現代の文明が融合していく。時世のテクノロジーの渦中から遠のいて、神秘的な深奥に到達すると、そこには自由気ままな音子が顕れる。放埒な風来坊たちがもてなす都会のオアシスで、浮遊休憩はいかがだろうか。

Open 10PM
¥2000 Door