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PICNIC PEOPLE PANIC

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Picnic People Panic meets A LOVE FROM OUTER SPACE
A.L.F.O.S. Compilation Album Release Party

A LOVE FROM OUTER SPACEとは何か。
Andrew WeatherallとSean JohnstonによるイベントA LOVE FROM OUTER SPACE(以下A.L.F.O.S.)は、2010年イーストロンドンの小さな地下のナイトクラブで始まった。当時、Andyが「ヒプノビート」と命名したBPM120を超えることがないダークなアシッド・ダブ、ドリーミーなオルタナティブ・ディスコ、メロディアスなインディーダンスが交差するロングセットは沼化した小さなフロアに熱狂を生み出した。
2012年にリリースされたMasterpiece: Created by Andrew Weatherallは、まさにThe Waiting Roomで行われていたパーティーの一夜を表現したMIX作品で、イベントタイトルの元ネタとなった、A.R.Kane / A LOVE FROM OUTER SPACEなどが収録されている。その頃からA.L.F.O.S.はユニット名義として、異質のロングセットが世界的に注目されるようになり、2020年にAndrew Weatherallが宇宙へと旅立った後も、Sean JohnsonはBPM120以下の折衷的なサイケデリック、バレアリックサウンドを継承し、宇宙からの愛を提唱し続けている。

今に至るまでにダンスミュージックへの終わりなき愛、唯一無二のクラブ体験をもたらしてきた、A.L.F.O.S.が初のコンピレーションアルバムを今年の2月にリリース。Picnic People Panic(以下PPP)では今回のリリースを記念してAndrew Weatherallと共にA.L.F.O.S.を創設したSean Johnstonを召集する。ディスコのドライブ感に艶やかなジェスチャー、コスミッシェやクラウトロックの宇宙的な輝き、轟音ダブの共鳴、勇ましい爆音のポストパンク、そしてプロトハウスやアシッドハウスなど、ミッドテンポの枠の中に位置するサウンドのみで構成されたスタイルで、UKを中心に熱狂的に支持され続けている。

そんなSeanと共にフロアを作るのは、フェスティバルRainbow Disco ClubのレジデントDJを務める Sisiだ。一つ一つの楽曲を宝石の様に扱い、潜在的なバレアリックやサイケデリックのグルーヴを生み出す稀有な存在だ。彼の信念は柔和なオープニングセットであっても、歓喜を巻き起こすピークタイムであっても変わる事なく、そんな彼の魔法に世界中のフロアが魅了されてきた。国は違えど、両者の現シーンにおけるDJとしての意義は同等に崇高なものであるとPPPは捉えており、この2組のみで構成されるメインフロアには底なしのエネルギーが生まれると信じている。

1FのフロアではRainbow Disco Clubを立ち上げ初期から支える運営スタッフ達で構成されたオーガナイズチーム「本部2」がキュレーションする。昨年のHoughton Festival出演以降、見事なブレークスルーを果たしたDaze Of Phaze主宰のKabutoがAll Night Longで出演する。世界各地にヘッズを生み出し続ける彼のみで構成されるフロアは、メインフロアに引けを取らない程の禍々しさを纏うことになるであろう。

4Fのフロアではダンスミュージックとしてカテゴライズされる以外は、可能な限りの自由度と雑食性の高いラインナップが集う。Red Bull Thre3Style 2013年世界チャンピオンで、DJ CHARIとタッグを組み、ゆるふわギャング等を客演に迎えたキラーチューン「UZUMAKI」をリリースしたDJ SHINTARO 、膨大な音楽の造詣を活かし、ヒップホップ、テクノ、ハウスを融合させた独自のセットを展開するEREKA、プロデューサーユニットMYSSのメンバーで、 レーベル〈Things〉を主宰するMASAYASUの3者が揃う。

A.L.F.O.S.にしかない活気に満ちて先駆的でありながら、奔放で寝ぼけたような薄気味悪さはがもたらすグルーヴには、PPPが目指す理想郷の要素がたくさん潜んでいる。ここには、バラ色の回顧や自画自賛的なエゴイズムは存在しない。天空に舞い上がるほどの次元の高揚感を、この夜は体験できるであろう。