INTERVIEWS

ORGONE

セルジオ(g):
1.英国BBC 、ジュールズ・ホランドのTV番組でPlantLifeと一緒に演奏したこと。
2.フランス、レンヌで開催されたTrancemusicaleコンサートにてPlantlifeと共にBeastie Boysの前座を務めたこと。
3.ゴッドファーザー・オブ・ソウルJames Brownの前座をやれたこと@The Good Vibrationツアー inオーストラリア(Breakestraとして)。
4.憧れだったモントレー・ジャズ・フェスティバルにPlantlifeと共に出演したこと。
5.ハリケーン・カトリーナ救済チャリティー・コンサートにて、伝説のアーティストEddi Boのバックを務める夢をかなえられたこと。
6.先月行われたPharoahe Monchのツアー(ORGONEがバックバンドを担当)にて、へヴィーなホーン・セクションのイントロが演奏された瞬間にオーディエンスが熱狂した瞬間。背筋がゾクゾクしたっていう感じ。 セルジオ:ズバリ"TRUTH(真実)"。大好きなことに忠実に、自分達が影響された本物の音楽を演奏することと、ハイ・クオリティで暖かみのある、ヴィンテージなサウンドを提供することをとても意識しているよ。グルーヴに対するリスペクトは、スタジオ、ライヴ問わずに僕らの"基準"だよ。メインゴールは"ある瞬間"を共有することなんだ。その音、動き、グルーヴなどを通してオーディエンスと心を通い合わせて、最もタイトでファンキーなショウを体感して欲しい。(ショウの後)みんなには僕らの一番のファンになって帰ってもらえたら最高だよね。 セルジオ:ファンクとはMetersの姿勢、Booker T&M.G.'Sの威信、Parliament/Funkadelicの自由さ、James BrownやFela Kutiの緊張感。ファンクとはソウル・ミュージック。つまり全てのソウル・ミュージックはファンキーであるべきなんだ。 ダン(Key):「Funky Nassau」を演奏しはじめてもう3~4年になるかな。ちなみにこれはファニー(ORGONEのボーカル)とコラボレイトした最初の曲だよ。未だ進化中ってとこかな。そう言えば、日本版にはDanny Krivitのリ・エディットも入ってるんだろ?グレイトだね!ダンスフロアじゃもってこいだよ。 あと今回のアルバムではGeorge McCraeの"I GET LIFTED"やIsaac Hayes "Do Your Thing"もカヴァーしているし、アルバム以外でも大量にあるよ。(ちなみにYoutubeではAin't No Useも視聴可能)。お気に入りの曲のレパートリーは常に沢山持ちたいと思っているんだ。尊敬するアーティストに敬意を払い、その雰囲気やディティールを大切にしつつも、僕らのエッセンス、独自のエネルギーとスピリットを加えたものをダイレクトにオーディエンスに届けることで、ソウル・クラシックを新しい形で紹介していきたいからね。 ダン:コンセプトは簡単で、"ORGONE"というフィルターを通して僕らの大好きな音楽を表現することに挑戦したかったんだ。60 年代の生音で土臭いサウンドに焦点を当てたものや、その他現代的なものまで、ここ最近は新しいファンクっていっぱいあるよね。それらの素晴らしい作品の価値、当時が回顧されるタイトなファンキー・サウンド、少なくともその一部でも表現できればと思っているんだ。Meters、Menphis Sound、Miami Sound、Funkadelic Sound…いま口にしただけでも最高なレコードが 69年から77年までに沢山リリースされてるよ!このアルバムは正に僕らを表現している。ファンク・バンド、ソウル・バンド、ダンス・バンド…ジャンルの垣根を持たない正真正銘のバンドとして存在し、単純にオーディエンスを気持ちよくさせたいんだ。 ダン:Ubiquityがリリースしたコンピレーション『Rewind 4』で彼らが「Funky Nassau」 をライセンスしたことから関係が始まったよ。今年の最初にサインした。いい信頼関係にあると思う。このアルバムがその結果さ。 ダン:ORGONEのメンバーは過去、もしくは現在Breakestraのメンバーだし、事実、Breakestraが昨年日本ツアーに出かけたとき、ORGONEのメンバー3人もBreakestraとして同行したよ。Connie Price & the Keystones(同じくUbiquityとサイン済み)、 The Rhythm Roots All-Stars、 The Greasy Beats....これらのバンドもLAのソウル/ファンク・シーンには不可欠な存在だよ。音楽に対して真摯でありつつ、感謝と敬意を分かち合えるアーティスト、バンドにとって、そのシーンはとても協力的で支えにいる。世界的に認知されている Sharon Jones & the Dap-Kings , Antibalas, Quantic Soul Orchestraやその他の素晴らしいファンク・アーティストのように、僕らもそこに仲間入りできるようなバンドになれればと思ってるよ。 ダン:Sharon Jones & the Dap-Kingsの新作、Antibalasの新作、Mark Ronsonのレコードあたりがお気に入りだよ。 ショーン(ds):世界中で出来る限りパフォーマンスしたいことはもちろんだけど、レコーディングも続けていきたい。ORGONEとして音楽性や演奏の幅を広げながらね。あとバックバンドとしての"役割"も追求したいな。様々なシンガーや MCとのセッションはすごく勉強になる貴重な経験だし、僕らORGONEのサウンドを出来るだけ沢山のアーティストに届けたいからね 。 ショーン:僕らの音楽に対してのポジティヴな反応に感謝しています。ありがとう。Orgoneの音楽を日本のオーディエンスと共有できることをすごく楽しみにしているよ。絶対に特別なショウになるから是非Blue Noteに遊びに来てください!