INTERVIEWS

Simon & Shaker

僕らはちょうど10年くらい前から一緒にプレイしたり、プロデュースしたりしているんだけど、プロとしてやり出したのは5年前くらいかな。けっこうハードな5年間だったけど、そのおかげで今は音楽と共に生活し、音楽によって生活するとういう夢を実現できて満足しているよ。

現在は、「Noxx」というスペイン屈指のすばらしいクラブでレジデントを務めているだけでなく、「Into The Room」と「Freshness」という2枚のニューシングルもリリースしたところだよ! 以前から日本に対しては魅力を感じていたんだけど、僕らは今回の初来日で、東京でプレイするのをとても楽しみにしてるんだ。日本は最先端技術が作られ、また、使われているテクノロジーのメッカともいうべき国だし、3月に来日した同じスペイン人であるD- Formation(Dimas)から、日本のクラバーは世界一の部類に入る楽しい人たちだって聞いているからね。

スペインと日本は意外と似てる点があるのは知っているけど、実際に異なった文化を体験して、それによって僕らの考え方になんらかの変化が生まれることは間違いないと思うよ。 僕らが作る音楽は基本的にトライバルなリズムをベースにしていて、それにプログレッシブハウスの音をミックスしたような感じだね。また、僕らのプロデューススタイルも僕らのプレイと一緒で、エネルギーとリズムに満ちたビッグチューン系のクラブミュージックってところかな。
日本では、僕らの音楽のもっともピュアな部分を聞いてもらおうと思っているよ。これは僕らのポリシーだし、僕らがここまで来れたのもこれに徹してきたからだしね。絶対に満足させるプレイをするよ。

DJ としての僕らは2人で一緒にプレイするスタイルなんだけど、片方がミックスをしている間に、もう1人がエフェクトやセッティング、アカペラとかを担当しているんだ。。これがあるから、僕らはかなりダイナミックなセッションをできるんだと思うし、耳だけでなく、目でも楽しめるライブショーを提供できるんだ。即興性はどんなDJにも絶対必要な要素だと思うよ。どこに行っても同じテイストを持ったクラウドがいるとは限らないからね。DJはやはり「クラウドに対してプレイすると同時に(クラウドに合わせて)クラウド自体もプレイする」ってことも必要だと思うよ。

とにかく、今までの僕らにとってはブルガリアのソフィアにある「スパルタカス」ってクラブでのプレイが歴代ベストセットだったけど、それを超えるベストプレイを見せるつもりだから期待しててよ! 今後はいろんなプロジェクトを抱えているけど、なかでも「SIMON & SHAKER: Back To The Future_The Singles 2000-2005」という僕らのヒット曲を集めたコンピレーションをリリースするのが、最大の予定かな。あとは、今年はフランス、イスラエル、コロンビア、カナダ、インドネシア、モロッコ、インド、アメリカにも招かれているし、母国のスペインの主要都市でのプレイもたくさん予定されているから、ツアー三昧だね。今年はとてつもなく忙しい年になりそうだよ!