INTERVIEWS

須永辰緒

自分のDJプレイ時に、バピッシュなジャズやモダンジャズなんかの、到底大箱ではプレイできないような曲を好んでプレイする、例えば深夜3時のそのフロアの熱気を記録して残したいと思ったからです。そんなフロアは世界中どこを探してもないんじゃないかとも思ってましたので。 今回は夏真っ盛りの開催ということで”ちょいフェス”にしようと思いました。フロアを3カ所に分け、どの時間帯でもどこかでライブを見る事ができるという。。そこで「夜ジャズ」に共感してくれる仲間を募り、賑やかに言わばお祭り騒ぎのように、お客さんに楽しんで頂きたくて。DJにはラテン・ジャズといえばラファエル・セバーグ氏でしょう、ということでピンポイントでお願いしました。レジデンツの、日本相撲協会所属のジャズ親方こと敷島、DJ nicheも張り切ってます!メインライブのキングダム★アフロックスは今年~来年にかけて必ずブレイクするであろう、と業界で話題沸騰中の旬のバンド。おなじみShima& ShikouDUOのライブには恒例の花火の仕掛けもあります。是非午後いちからの入場をお勧めします。 もともと、ライブを挟んでのDJというのはとかくインターバル扱いになりがちで、クラブ慣れしていないお客さんにはともすれば退屈になりがちです。なので、その時間をより楽しんで頂く為に始まった「レコードコンサート」なのです。私、元来マイクを持つのが苦手なのですが、そこは勇気と根性で乗り切ってます(笑)今回はクラブジャズと密接にリンクしたラテンジャズにフォーカスしていきます。 私はパンクも好きなのですが、そういったおおよそ「ダンスミュージック」とはベクトルの違う音楽をフロアに持ち込んで成立させる行為、それこそが自分にとってのDIY精神なのです。その中で、自由度の高い音楽「ジャズ」に親しんでもらい、ジャズの持つ普遍の格好良さを共有いきたいが為のイベント、コンピレーションや復刻などの制作物を通して啓発して行こうという総称を「夜ジャズ」と呼んでいます。 ■須永辰緒(Sunaga t Experience)
http://www.clubberia.com/Artist/Detail/?id=233