INTERVIEWS

タイプライター

そもそも10年前ぐらいに出したデビューシングルはソロだし、その後も2枚ソロシングルを出していて途中で地元の仲間とグループをやったりしててソロに戻るタイミングが作れなくて前からいつソロアルバムをやろうかと考えていて、そのタイミングが今だったんだよね。 プロデュース業は単純に音を作るだけだからオレ的には楽だよね。でもそんなに大きな違いはないよ。ただラッパーがオレになっただけだからね。ラップはずっとしてるし。 いままでこの3人が一緒にやってる曲がなくてオレは1人の日本語ラップファンとしてそれが聞きたかったし、今の若い人達にオレが受けたラップのカッコよさを聞かせたかったから! 一緒にやりたい人はいっぱいいるんだけど今回はこういう形になったかな。こういうの今まで聞いた事ない組み合わせだなぁとかは考えたね。あとはフィーリングだね。 今回は原点に戻ってやろうと思ったんだよ。ラップし始めて10年たってやっとソロアルバムだからね。だからオレが最初に買った機材アカイのS900とMC50っていう90年代の機材で今回は全曲作ったよ。シンセで作った曲とかもあったけど今回は使わなかったね。たぶん今世界でこんな機材でアルバム1枚作ったのはオレぐらいだろうね。時代に逆らってるよ。でもオレはこの機材で初めてのアルバムを作りたかったんだよね! 今はローランドのシンセとアカイのサンプラーを使ってるよ。 今埼玉の若手だと「ドルネコマンション」とか「ブーツビル」っていうクルーが気になるね。埼玉のシーンの状況はよくはなってきてるけどもうちょいかな。 今回はビートも全曲サンプリングだしフューチャリングラッパーもヤバイ事になってるからチェックしてくれ!!