INTERVIEWS

Simon Baker

普段平日は昼前に起きて、12時くらいまではメールチェックだね。そのあと、トラックを作ったりレーベルの仕事をしたりしながら、合い間にソーシャルネットワーキングサイトを見たりして過ごしてるよ。その合い間が長くなっちゃたりして、これがちょっと問題なんだけどね(笑) 今のところは、リーズに住んでいるんだけど、ロンドンでもけっこうな時間を過ごしてるよ。リーズからロンドンって2時間半くらいで行けるんだ。でもじきロンドンに引っ越そうと考えてるところ。リーズはすごく良い街なんだよね。クラブもたくさんあって、いいDJも毎週プレイしてる。だけどそろそろリーズから引っ越すタイミングかなって思ってるんだ。 まず、”U”はSvenからオファーが来たんだ。本当に光栄な事だと思ってる。Cocoonからコンピ用にトラックを作ってくれないかって連絡があったんだよね。とてもビッグなリリースになると思ったから、”U”はイビザのCocoon Clubをオーディエンスが熱狂の渦でいっぱいにしているようなイメージで作ったんだ。こんな経緯というのもあって、かなり意欲的に取り組めたよ。Cocoonだなんてうれしかったし。
”Plastik”は、はじめ匿名で片面クリアの800枚限定のバイナルで僕のレーベル”Infant”から出したんだ。そしたらすぐに売れちゃって。その後いくつかのビッグレーベルからこのトラックをリリースさせてよって連絡が来たんだ。迷わず僕はPlayhouseを選んで、B面に"Jitters"を収録してリリースしたんだ。Playhouseはずっと好きだったから、すごくうれしかったな。 ペアでターンテーブルを買って、DJをやり始めたのは15歳からだよ。その当時はハウスやヒップホップが大好きで、DJするために2台のTechnicsが必要だったんだ。その時は両親に「無駄遣いするな」って言われたんだよね。今にして思えばそれは間違いだけど(笑)最初の数年はベッドルームDJだったけど、そのうちバーやクラブでDJするようになったんだ。制作をはじめたのはDJからの自然な流れだったな。いろんなアイディアが頭に浮かんでいて、そういった音楽をDJでも欲していたんだ。でも、ちゃんとした機材を揃えてトラックメイクしだしたのは25歳からだから、結構遅いスタートだよね。ちなみに今僕は33歳だよ。 音楽制作でもDJでも大好きだっていう情熱を持つことかな。ダンスフロアが熱狂するのは僕にとってもなによりの興奮だから。だけどスタジオで僕好みのかっこいいグルーヴができたときも同じようにうれしいね。そして僕のプロダクションやDJする中で重要な要素は”Groove”と”Bounce”だね。いつもこの二つの要素は大切にしてるんだ。ほら、気がついたらついうっかり身体が動いちゃってるような、そういう感じあるよね。あれだよ(笑) イギリスだけじゃなくて、最近ではヨーロッパ中、世界中でプレイしているよ。ちょうど今はアメリカツアーから帰ってきたばかりなんだ。ドイツでプレイするのは大好きだね。僕の音ってドイツによく合うんだよ。スペインもまたしっかりした良いシーンがあるよね。そしてスペインのクラウドはすごいんだよ!別にイギリスが悪いとかそういう意味ではないよ。ただスペイン人は、ダンスして飛び跳ねることを心得てる気がするな。あとイタリア人やルーマニア人もね。 ちょうど最近、ゴルフを始めたところなんだ。やっぱりリラックスしてなごやかにできるものは本当に必要だよね。週末なんかにかなりの時間を移動とパーティーに費やしたあとのリラックスは本当に必要。僕は前もって自分の音楽に煩わされるほど集中して聞き込んでいるんだ。ほんとやりすぎってくらいなんだけど、今はそれが必要なときだから。だからその後は、ジムに行ったり、散歩したり、友達とご飯を食べに行ったりしてるよ。 ちょうど今、Jamie Jonesと一緒に”KASKAZI”ってトラックを作ったばかりで、Get Physicalからまもなくリリースされるよ。いろんなところから注目が集まるんじゃないかな。他には、RekidsからRadioslaveのRemixや、2020VisionからThe YoungstersのRemix、LeftroomやInfantからはEPを出す予定だよ。これらは決定しているスケジュールだけだけど、ほかにもまだまだたくさんのトラックを作っていて、近いうちにいろいろお知らせできると思う。今後は1人での制作も続けていきたいし、Jamieを含めていろんな人と一緒にトラックを作ったりするかもね。 日本は初めてなんだ。正直ほんと待ちきれないよ!日本は良いとこだよって話しか聞かないんだよね。 日本でプレイするのをすごく楽しみにしてる。みんなのために準備はもう万端だよ!