INTERVIEWS

Emansipator

2006年に僕は大学生で、自主制作のCDを作って売ったり、ネット上で音楽を公開したり地道に活動をしていた。そうしたら、あのハイドアウト(NUJABES主宰のレーベル)から突然メールが届いて、「何処かと契約しているのか?」って聞かれたんだ。「日本で、自分の音楽が形になるかもしれない・・・」という可能性にとても興奮したのを覚えているよ。それまでは何処からもオファーなんて無かったからね。 イエス!まだファンとしての歴史は浅かったけど、友達がNUJABESのアルバムModal Soulと、サムライチャンプルー(NUJABESやForce of Natureが音楽を担当したアニメーション)のサントラを持っていて、聴かせてくれた。ハイドアウトから連絡があった直前だった。だからなお更運命のような物を感じたね。 日本でどのように僕の音楽が受け止められているのか?まったく予想がつかないんだ。
ただ、日本でたくさんの人が僕の音楽を聴いていると想像するだけで、ちょっと嬉しくなるね。
今回のツアーで真実を見ることが出来る、ファンのみんなにもたくさん会いたいね。

4歳の時からヴァイオリンを習っていたし、バンドをやっていた頃はギターや、ドラムもプレイしたし……。自分の生活は、様々な音楽で溢れていた。それからエレクトロニックミュージックに興味を持つようになり、今に至るんだ。僕が音楽を作るうえで特に大切にしていることはデプス(深さ)とバランスだね。
いくつもの音を組み合わせる過程で、全ての音が相乗効果を生むように心がけているよ。
アルバムに収録された曲を中心に、新曲も披露する予定だよ。ドラム、エフェクトをサンプラーでコントロールしながら、ギターのパートを弾くライブセットになる。きちんとセットを組んで行うライブは初めてだから、いろいろと考えてスペシャルなものを用意するつもりさ、ファンのみんなも楽しみだろうけど、自分もとても楽しみだ。 僕はヴァージニアの郊外で育ち、兄弟と森で遊びながら幼少期を過ごしたから、今でも自然と触れ合うことはとても好きだね。 僕の音楽を聴いてくれてありがとう。日本でライブが出来ることをとても光栄に思っています。